インドネシアは赤道直下の熱帯気候の国、日本と違って四季がなく一年中常夏の楽園です。
とはいえ、Tシャツ&ショーパンだけでOKか?と言われると、レストランや寺院ではそんなわけにもいきません。
インドネシア旅行の際、現地で困らないためにも、インドネシアでの服装の注意点やおすすめの服装を知っておくことが大切です。
インドネシアの気候・宗教と服装
インドネシアの首都、ジャカルタの1年の平均気温28.5℃です。
平均気温からも分かるとおり、1年中暖かい常夏の国ですが、四季がない代わりに「雨季」と「乾季」があります。
暖かい国なので、基本的にはTシャツとショートパンツで問題ありません。
ただ、雨季と乾季で少しだけ基本の服装にプラスαするとより快適に過ごせるので、服装のポイントを紹介していきますね。
乾季(11月~3月)
インドネシアの乾季は11月~3月頃までの約5か月間。
その間、気温は熱いものの、日本の夏のように湿度がなく、気温が高いわりに過ごしやすい点が特徴です。
しかし紫外線が強いので、サングラスやUVクリームは必須!
強い日差しから肌を守るために、薄手の羽織ものがあると重宝します。
【男性におすすめの服装】Tシャツ・ハーフパンツ/デニム・サンダル・サングラス・帽子
【女性におすすめの服装】Tシャツ(カットソー)・ハーフパンツ/スカート/デニム・サンダル・サングラス・帽子・麻の羽織りもの
基本的には、カジュアルな服装で大丈夫なのですが、インドネシアの寺院を訪れる場合には少し注意が必要です。
寺院では、ノースリープ(タンクトップやキャミソールなど)、ミニスカート、短パンが禁止されています。
持参していない場合は、サロンという巻き布を現地で購入(寺院で貸し出しするところもあります)し、寺院に入る前に体に巻けば大丈夫です。
また、サンダルは問題ありませんが、傾斜を歩いて行くような寺院ではサンダルよりもスニーカーの方がおすすめです。
雨季(4月~10月)
インドネシアの雨季は、4月~10月頃までの約7か月間。
インドネシアの雨季は、日本の梅雨みたいな長雨ではなく、スコールという短時間に降ってカラリと晴れるタイプの雨です。
雨が降ってもすぐに止むので、観光に問題はありません。
ただ、街歩きのときに突然スコールにあうこともあるので、乾きやすい服装がおすすめです。
【男性におすすめの服装】Tシャツ・ハーフパンツ・サンダル・帽子
【女性におすすめの服装】Tシャツ/カットソー・ハーフパンツ・サンダル・帽子
デニムよりも、乾きやすい生地の服を選ぶほうがいいですね。
ラマダンなど宗教行事中の服装には注意
インドネシアはイスラム教が国教です。
観光客にイスラム教のしきたりを押し付けることはありませんが、ラマダンなど宗教行事中には、その国の文化に敬意を払うことが大切。
ラマダン期間中は、派手な格好や露出の多い服を控え、少し控えめな服装を心がけるほうが好意的に受け取られます。
ちなみにラマダン期間はヒジュラ暦で数えられるので、毎年時期が違います。
2020年のラマダンは4月24日 ~5月23日ですので、この時期にインドネシア旅行を計画している人は覚えておきましょう。
インドネシアの観光にベストな服装は?【都市部(ジャカルタ)編】
インドネシア観光といっても、首都部とバリ島に代表されるリゾート地に分かれますよね。
エリア別にご紹介します。
露出は避ける
まず、都市部のジャカルタではリゾートと違うので、露出は避ける方がベター。
ジャカルタは治安があまりよくないので露出は避けましょう。
また、イスラム教徒が多くビジネス都市なので、現地の人でも派手な服装は見かけません。
ジャカルタでは、観光というよりも出張やトランジットで寄る場合が多いので、男性はクールビズを意識するといいですね。
ジャケットを1着持っておくと◎
インドネシアは熱帯の国なのですが、ジャケットを1枚持っておくと便利です。
というのも、インドネシアは都市部でおしゃれなレストランもたくさんあるので、ドレスコードがあるお店もあります。
そのため、サンダルやハーフパンツ、ノースリーブでは入れないことも!
利用の予定がなくても誘われたときのことも考えてジャケットを持っていくと便利ですよ。
また、ジャカルタでもホテルによっては素敵なプールもついているので、水着を持って行って損はありません。
インドネシアの観光にベストな服装は?【リゾート(バリ島)編】
都市部のジャカルタとは違い、ビーチリゾートではどのような服装が適しているのでしょうか?
バリ島をはじめとする、インドネシアのリゾート服について紹介します。
半袖半ズボン+サンダルでOK!
バリ島などのビーチリゾートでは、基本的に半袖・半ズボンにサンダルでOK!
高級ホテルでもレストランでも、リゾートなのでドレスコードはほぼ見られません。
水着のときは、上から羽織れるリゾートワンピや、アロハのようなサッと着られるボタンダウンシャツがあると楽ですね。
おしゃれなレストランでも、サンダルで利用できるので、都市部に寄らない旅行なら、楽な服装だけをパッキングしても問題ありませんよ。
日差しよけのアイテムがあると◎
普通の服装の他に、ビーチリゾートでは日差しよけのアイテムも忘れずに持っていきましょう。
水着の他にラッシュガードや、日焼け止め、サングラスなど紫外線対策は必須!
ビーチサイドにいるときでも、ハットやキャップがあるととても役立ちます。
また、気にしない人も多いのですが、ビーチではビーチサンダルよりもアクアシューズ(マリンシューズ)がおすすめです。
アクアシューズなら、小石や貝殻で足を切ることもなくなりますし、裸足でウニを踏んづけてしまって大けがすることもありません。
意外にアクアシューズが役立つので、一つ持っていくととっても便利です。
バリ島で民族衣装を楽しめる!【体験】
ここまでインドネシア観光におすすめの服装を紹介してきました。
せっかくの観光なので、一つのプランとして現地の民族衣装を楽しむのもおすすめです。
インドネシアの民族衣装は「バティック」という蝋けつ染めの布で作られた洋服です。
バリ島では、このバティックやバリの伝統舞踊の衣装を体験できる施設があり、衣装、メイク、写真撮影がセットになっています。
鮮やかでオリエンタルな美しい民族衣装を着ると、気分も上がりますよ。
インドネシア旅行持ち物リスト
インドネシア旅行におすすめの服装の次は、持っていくと便利な持ち物リストを紹介していきますね。
まず、インドネシアに入国するには、有効期間が6か月以上残っているパスポートと帰りの航空券が必要です。
片道切符では入国できないことになっていますが、毎回検査されるわけではありません。
とはいえ、聞かれた時に持っていないと入国拒否されるので、入国時には帰りの航空券もしくはeチケットの控えなどを手元に用意しておきましょう。
インドネシアでは、治安の悪いエリアもある上、観光客は狙われやすいので、現金は少なめでクレジットカードを利用するのがおすすめです。
もしも盗難にあったときのためにも、すぐ連絡できるように海外旅行保険の書類が確認できるよう用意しておくといいですね。
あとは衣類に水着、ラッシュガードなど滞在中の着替え、メイク道具、そして日焼け止めや虫よけスプレーです。
インドネシアは蚊が多いので、虫よけスプレーは重宝します。
ホテルに置いている場合もありますが、使い慣れたものがやはり一番です。
インドネシアは日本と電圧が違うので、変圧器は忘れずに!
海外旅行にはモバイルバッテリーやSIMフリー携帯、Wi-Fiルーターがあると便利です。
最後に、女性は生理中でなくても生理用ナプキンは常備しておきましょう。
生理用ナプキンは現地でも購入できますが、日本製の方が品質が高いので、持っていく方がおすすめです。
適した服装でインドネシア旅行を楽しもう
インドネシア旅行にふさわしい服装を紹介してきましたが、いかがでしたか?
都市部の観光か、ビーチリゾートへの旅行かによっても、持っていく服が若干変わりますので、ぜひ参考にしてください。