フィリピンへの入国準備|パスポート・ビザ申請・出入国カードを解説

楽しいフィリピン旅行も、まずは入国準備をしないことには始まりません。

特に自分で海外旅行の手続きをするのが初めてな方にとっては不安なこともあるかもしれませんよね。

 

今回は、フィリピンへの入国準備や手続きの規則や仕組みについて解説していきます。

 

30日以内の観光ならビザ免除!

国外での滞在期間によってその国に滞在するためのビザが必要になりますが、フィリピンでは30日以内の観光目的の入国であればビザは免除されます。

そのため、二泊三日や三泊四日など、一般的な長さでのフィリピン旅行でしたら、ビザについては特に心配する必要はありません。

 

ですが、15歳以下の方が保護者の同伴なしで入国する場合は、事前に入国許可を取る必要があるので気をつけておきましょう。

 

59日間有効のツーリスト・ビザの取得【手順】

バックパッカーなど、30日以上、59日以内の観光を予定している方もいますが、その場合はツーリスト・ビザを取得しなければいけません。

東京・大阪にあるフィリピン領事館にて申請に必要な書類を提出します。

 

申請する際はどちらかの領事館に本人が出向く必要がありますが、受け取りについては郵送対応されているので出向くのは1回のみです。

発行から3ヶ月以内に必ずフィリピンに入国しなければいけないので、申請日については気をつけておきましょう。

 

申請に必要な書類

ビザの申請には以下の書類が必要となるので、忘れ物が無いように揃えておいてください。

・パスポート(原本、写真ページのコピー1部)
・ビザ申請用紙(公式HPでダウンロード可能)
・3ヶ月以内に撮影された本人の顔写真(パスポートの写真サイズ)
・就業証明書(在学証明書、雇用証明書、無職の場合は退職証明書等)
・フィリピンでのホテル予約、滞在保証書類
・経済能力を証明できる預金通帳、残高証明書

 

現地での滞在延長手続きも可能

これらは日本国内での申請方法で、実はツーリスト・ビザはフィリピンの移民局で延長手続きをすることも可能です。

ビザなしの30日間の滞在の後、29日の延長申請ができるので、特に東京や大阪が遠く、国内でのツーリスト・ビザ取得が困難な方におすすめです。

 

ただ、国内でのビザ取得は無料ですが、フィリピンで手続きをすると8,000円の費用が掛かります。

 

パスポートは6か月の残存期間が必要!

日本でもフィリピンでも、ツーリスト・ビザを取得する際に気をつけておきたいのがパスポートの残存期間です。

ビザを取得する場合、パスポートの残存期間は6ヶ月と、滞在予定期間分を足した日数があると問題なく申請することができます。

 

パスポートの残存期間についてはよくチェックしておきましょう。

日数が足りない、または不安な場合は申請前にまずは更新や切替申請手続きを行って、期間を延長しておくと安心です。

 

税関で申告が必要なもの・持ち込めないものは?

税関申告が必要なもの
・10,000フィリピンペソ以上
・10,000米ドル以上の外貨
・アルコール 1L×2本以上
・タバコ2カートン以上

 

持ち込み不可なもの
・爆発物・危険物等(ライターやマッチもNG)
・漂白剤などの酸化性物質
・水銀などが使用されたバッテリー類
・麻薬、向精神剤成分

 

以上のように、フィリピンへの荷物持ち込みでは危険物はもちろん、意外と見落としがちなものも含まれるので今一度荷物を見直してみてください。

また、市販されていない薬品を持ち込む場合は「輸出貿易管理令非該当証明書」を取得する必要があります。

 

製造メーカーや薬局に問い合わせると発行してもらえるので、薬を手放せない方はあらかじめそれらについても申請しておきましょう。

 

空港によっては空港税が必要

また、フィリピンでは利用する空港によって空港税が必要となります。

ツアーによっては航空券に空港税が含まれているものもありますが、支払いの必要がある場合、出国時に空港使用料として一定額を請求されるので出国時にある程度お金を用意しておいてください。

 

支払いはペソあるいはUSドルで、2019年9月以降で支払いの必要があるのはクラーク空港一港のみとなっています。

 

フィリピンへの入国の流れ

準備ができたらいよいよフィリピンへ出発です。

ここで、フィリピンへの入国の流れについてご紹介していきます。

 

(1)出入国カード・税関申告書の記入

フィリピンの空港に到着したらまずは税関で出入国カードと税関申告書を記入しなくてはいけません。

これらの書類についてはフィリピン行きの飛行機の中で用紙が配布されるので、飛行機内で書いておくとスムーズです。

 

入国カードは簡単な英語で書かれているので、それに合わせて英語やローマ字で名前、職業等を書いていきましょう。

観光の場合、「渡航目的」のチェック欄は、観光の場合左上の「PLEASURE/VACATION」をチェックしてください。

 

現在出国カードは提出不要

同じようにして日本に帰国する際は出国カードの記入提出が必要ですが、2014年4月1日以降、日本国籍の方はフィリピンでの出国カード提出が不要に。

ですが、利用する空港や税関によっては提出を求められる可能性もあるので、その場合は提出をしてください。

 

(2)入国審査

提出したら次に入国審査を行います。

入国カードを持って入国審査列に並び、税関職員に入国カードを渡してください。

 

ここで入国の目的や滞在期間などについていくつか質問される可能性もあるので、あらかじめ簡単な英語の返答は用意しておくと安心です。

また、フィリピンではシニア層に非常に優しい国で、特に首都マニラのマニラ国際空港ではシニア専用の優先列が組まれています。

 

もし書き損じや記入漏れがあった場合に対応できるように、ボールペンなどをすぐに取り出せるようにしておくことをおすすめします。

 

(3)手荷物受取

無事入国審査に通ったら、手荷物を受け取りましょう。

国内の空港と同じく、大きなレーンに乗って荷物が流れてくるので、自分の荷物が流れてきたら受け取ってください。

 

万が一見つからなかったり破損していた場合は「Lost&Foundカウンター」に問い合わせると対応してもらえます。

日本とは荷物の扱い方等が異なるので、手荷物は壊れにくいバッグを使用すること、見つけやすいように何か目印をつけておくことをおすすめします。

 

(4)手荷物検査・税関申告

荷物を受け取ったら、最後に税関に税関申告書を提出し、手荷物検査を受けます。

実は最近ではフィリピンの税関は非常にスムーズになっており、税関検査も非常にスムーズなところが多いので、拍子抜けしてしまうかもしれません。

 

このとき、荷物等に何の問題もなければ、入国手続きは完了です。

 

フィリピンからの出国の流れ

フィリピンを出国する際の流れについても併せてご紹介いたします。

 

(1)出国審査

空港に入る際に軽い保安チェックを受けたら、空港内で出国審査を受けます。

パスポートと航空チケットを職員に渡して問題がなければ、スムーズに通過することができます。

 

(2)手荷物検査・税関申告

最後に入国時同様手荷物検査受けて税関申告をし、出国ロビーで出発を待ちます。

質問を受ける場合もあるので、簡単な英語での応答を用意しておくと便利です。

 

場合によってはお土産が手荷物検査に引っかかってしまう可能性もあるので、荷物についてはチェックしておきましょう。

現在は多くの空港で廃止されていますが、出国税を求められる空港もあるので、そのときに困らないようにある程度現金を用意しておくと安心です。

 

まとめ

初めてのフィリピン旅行は出入国に不安を感じる方が多いかもしれませんが、実は非常にスムーズに手続きを済ませることができます。

もちろんある程度の手続きの流れや持ち込む荷物のチェックはしなければいけません。

 

フィリピン旅行を予定している方は、ぜひ出入国の手続きについても気をつけて、快適な旅を楽しんでくださいね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Back To Top