「マカオってどんな国?中国とは違う文化や気候、観光情報をまとめました」

マカオという国の名前を聞いて思い浮かぶのは、「カジノが盛んで豪華な街並み」「ポルトガルの影響を強く受けている」「香港に近い」といったイメージが多いのではないでしょうか。

名前は知っているけれど、実際に行ったことがない人にとっては馴染みが薄い国かもしれません。

 

そこでこの記事では、これからマカオ旅行を検討されている方のために、マカオの基本情報や観光案内をまとめてみました。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

まず、マカオってどこにあるの?

まずは、マカオの基本情報についてご紹介します。

場所は中国大陸南岸の珠江河口(珠江デルタ)に位置していて、正式名称は中華人民共和国マカオ特別行政区、人口は約65万人(世界167位)、国土の面積は28.6㎢です。

 

通貨は、パタカ(MOPと表記)と香港ドルが利用可能で、公用語は広東語とポルトガル語です。

 

日本からのアクセス方法

日本からマカオへ行く方法は大きく3つにわかれます。

①日本からの直行便でマカオ国際空港へ
現在日本からマカオへの直行便は、マカオ航空によって成田・関西・九州の3つの空港から就航しています。

短期間の滞在で、主にカジノが目的の方は、直行便の利用をオススメします。

 

②香港国際空港から香港にしないで直接マカオへ入国
日本からの香港便を運行しているほとんどの航空会社(LCCのPEACHを除く)では、香港空港から荷物を引き取らずに直接マカオにフェリーで入国できるようになっています。

 

③香港にいったん入国し、香港島や九龍のターミナルからフェリーで入国
多くの方がマカオに訪れる際に利用する一般的なスタイルです。

 

香港空港や街中から2つの(香港島・九龍)のフェリーターミナルに向かい、そこから出ているマカオへのフェリーを利用する方法です。

いったん香港で入出国し、再度マカオに入国手続きをする必要がありますが、フェリーの本数も多く初心者でも1一番簡単にマカオへ向かうことができる方法です。

 

マカオは元ポルトガル領!東洋と西洋が混ざり合う文化

 

マカオがどのようにして現在の形になったのか、すこし歴史を振り返りながら見ていきましょう。

西暦1513年(日本は室町時代)に中国人が生活していた土地にポルトガル人がやってきて、そこで貿易をはじめました。

 

その影響で、マカオは西洋の文化と東洋の文化が入り混じったとてもユニークな国へと発展していきました。

同じ特別行政区でも香港がイギリスの支配下だったのに対し、マカオはポルトガルの影響を強く受けています。

 

1847年にカジノを合法化してから、1999年にマカオが中国に返還されるまで実業家スタンレー・ホーによって国内カジノは独占状態が続いていましたが、返還以降は外資系企業を誘致し、さらなる発展を遂げています。

 

中国政府が自国の観光客の入場を制限付きながらも認めたこともあり、現在では「世界最大のカジノ都市」と、呼ばれるまでに成長しました。

マカオの魅力はカジノだけではなく、西洋と東洋の文化がうまく調和した独特な街並みが特徴といえます。

 

2005年にはマカオの8つの広場と22の歴史的建造物のある「マカオ歴史市街地区」が、世界遺産として認定されています。

世界遺産にもなっている魅力的な街並み、ポルトガル料理やマカオ料理など、日本では味わうことのできない魅力にあふれています。

 

現在ではカジノの魅力だけではなく、一大観光地として多くの観光客をひきつけています。

 

マカオの気候は?

マカオを訪れる際に気になるのは気候や天候ではないでしょうか。

マカオは亜熱帯気候に属していて高温多湿であることが特徴で、緩やかではありますが四季も存在しています。

 

春(3月から5月中旬)

平均気温は、20度から24度でとても過ごしやすい季節ですが、4月に入ると雨が降ることが多くなります。

雨具は常に携帯するようにしましょう。

 

夏(5月下旬から9月)

平均気温は28度から32度と日本とそれほど違いはありませんが、湿度が80度を超えるので体感温度は非常に暑く感じます。

台風や落雷なども起きるので注意が必要です。

 

秋(10月から12月上旬)

天気のよい日が続き、一年で一番観光しやすいのがこの季節です。

朝晩は冷え込むこともあるので、温度調節のできる上着などを持参するようにしてください。

 

冬(12月下旬から2月)

日本の冬ほどではありませんが、北風が吹き付ける日には最低気温10度を下回る日もあります。

油断はせずにコートやマフラーなどで防寒するようにしてください。

 

マカオの人の生活スタイルは?

・言語 広東語・ポルトガル語
・宗教 仏教、道教、キリスト教
・物価 レストランや水などの値段は日本とほとんど差はないが、タクシーなどの交通は割安
・時差 日本より1時間遅れ(日本が20時ならマカオは19時)
・祝日 中国の暦に比較的近く12月20日がマカオ発足の日として制定されている
・チップ カジノや飲食店では必要なく、ホテルなどのサービスに対して10MOP程度

 

また、マカオは中国と近いため、反日感情を心配するかもしれませんが、戦後も反日教育を受けておらず海外の情報も入って来ています。

そのため、日本人に対してとても友好的で安心して旅行できますよ。

 

マカオはオススメの海外旅行先!

ここからは、観光地としてのマカオの魅力を掘り下げていきます。

コンパクトなマカオはタクシーでほとんど回れてしまうので、観光の際はタクシーの利用がオススメです。

 

4つの地区すべてに観光スポットが盛りだくさん!

ここではマカオを4つの地区に分けてご紹介していきます。

①マカオ半島
中国本土とつながっているもっとも歴史のある地域で、中心部は世界遺産に認定されています。

「聖ポール天主堂跡」や「マカオタワー」などが有名。

 

②タイパ地区
ポルトガル人がこぞって別荘を建てていたエリア。

数十年前までは離島だったが現在は3つの橋で半島とつながっている。

メインストリートの地堡街や中華風の街並み、官也街など、街歩きにぴったりのエリアです。

 

③コタイ地区
大規模なリゾートが続々と建設されている新開発地区。

巨大複合施設の「シティ・オブ・ドリームス」やイタリアをテーマにした「ザ・ベネチアン」がオススメ。

 

④コロアン地区
最南端に位置するこのエリアは、自然あふれる静かなエリア。

「聖フランシスコ・ザビエル教会」や漁師町の船人街などがオススメです。

 

本格広東料理や高級ホテルランチ・ディナーを楽しもう!

広東料理の名店「THE 8
ミシュランで唯一3つ星を獲得した広東料理の名店です。

マカオ半島側のグランド・リスボア内に入っており、種類の豊富な点心が人気メニューです。

 

ポルトガル料理なら「Dumbo Portuguese Restaurant
マカオに昔からある老舗のポルトガル料理店。

日本語メニューもあってマカオ初心者でも安心して訪れることが可能で、タラのコロッケがオススメです。

 

ホテルバイキングなら「Le Buffet
一日中バイキング料理が味わえるこのお店は、コタイ地区の「パリジャン・マカオ」内にあるブッフェレストランです。

日本料理を含めた多国籍料理が味わえます。

 

観光業に力を入れているマカオ

カジノを含めた一大リゾートの開発や、それに伴う商業施設など現在でも目まぐるしい発展を遂げているマカオ。

カジノだけではなく、人気の観光地として日々進化しています。

 

マカオは治安も安定している!

カジノなどもあるので治安を心配される方も多いのではないでしょうか。

しかし、マカオ国内は安全ですので、安心して観光を楽しめます。

 

ただし、置き引きやスリは多いので日本国内と同等の防犯対策は必要です。

 

まとめ

ヨーロッパと中華圏の魅力が融合した人気の観光地、マカオについて解説いたしました。

中国に返還されてからも独自の発展を遂げているマカオは、これからもさらに人気の観光地として多くの人々が訪れるでしょう。

 

ぜひ、あなたもマカオで豪華な雰囲気を味わい、素敵な体験をしてみてください。

 

【マカオ旅行】カジノだけじゃない!?世界遺産に登録された中華人民共和国マカオ特別行政区の魅力を解説する。

 

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