ミャンマーの治安は?観光の危険エリアと5つの注意点

ミャンマーには、遺跡や自然など人生で一度は自分の目で見たい場所が沢山ありますよね。

東南アジアの中でも、発展が目覚しく注目度も高いです。

 

今回は、ミャンマーを観光するにあたっての注意点や危険エリアについて紹介します。

 

【2019最新】ミャンマーの治安情報

ミャンマーと聞くと、難民のイメージがあったり反政府勢力の攻撃があったりと治安が不安定なのではないかという印象もあるかもしれません。

2019年現在のミャンマーの治安についてご紹介します。

 

【外務省情報】ミャンマーのほとんどの地域はレベル1(十分注意)

ミャンマーはほぼ全域で危険レベル1が勧告されています。

危険レベル1は退避を勧告されているわけではありませんがスリや強盗などの町中で起こりやすい犯罪に注意が必要です。

 

ミャンマーの最大都市とされているヤンゴンや首都のネーピードーにも危険レベル1が勧告されています。

ヤンゴンやマンダレーなどの地域では、爆発事件や爆発未遂事件が起きたこともあります。

 

【外務省情報】一部レベル2、レベル3の地域あり

ミャンマーには、危険レベル2や危険レベル3のより危険な地域もあります。

危険レベル3は渡航中止勧告ですので、絶対に行かないようにしましょう。

 

危険レベル2の地域は、カチン州とシャン州北部(コーカン自治地帯及びラショー,チャウメー,ティーボーの都市部を除く)、ラカイン州のシットウェ県、ミャウウー県、チャオピュー県で、危険レベル3の地域は、カチン州のライザーとコーカン自治地帯、ラカイン州のマウンドー県です。

 

ロヒンギャ迫害【ラカイン州・レベル2】

ミャンマーのラカイン州(旧アラカン州)に住むイスラム系少数民族をロヒンギャといい、民族や宗教問題により迫害を受け続けているのです。

2016年にミャンマーの警察施設が武装勢力による襲撃を受けるという事件が発生し、この事件をロヒンギャによるものと決めつけた国軍はロヒンギャを攻撃したのです。

 

ロヒンギャの男性は虐殺、女性はレイプされ、村は焼き払われ住む場所も奪われたのです。

ロヒンギャはバングラデシュに逃れるなどもしていますが、バングラデシュも難民と認めずに強制送還しているのです。

 

ロヒンギャに対する人種差別や組織的攻撃がなされ、ロヒンギャが住んでいた場所を安全管理施設にして奪い取ることが現実に行われています。

これらの問題は、国際社会から非難されているにも関わらず、なかなか改善されるまでに至っていません。

 

ミャンマー観光で注意すべき5つの犯罪・トラブル

ミャンマーは危険なイメージを持たれがちですが、観光地として人気のスポットもあります。

しかし、注意しなければ犯罪やトラブルに巻き込まれるため、どんなことが起こりうるのか把握しておきましょう。

 

①スリ・置き引き・ひったくり

スリや置き引き、ひったくりが多発しています。

特に、ヤンゴン市ダラ地区では日本人が狙われていると言われています。

 

ミャンマーに在住している日本人でさえ標的になることがあるので、観光目的の日本人は尚更狙われてしまう可能性があります。

ミャンマーの人にとって、日本人はお金を持っているというイメージがあるようです。

 

②タクシーのぼったくり

タクシーやサイカーを利用したときに、運賃を上乗せされるぼったくりトラブルも発生しています。

日本人以外の外国人も狙われていますが、個人観光客が狙われることが多いと言われています。

 

また、ダラ地区を案内するという案内人によるぼったくりもあれば、食べ物などを購入させられ、それを貧しい子供たちにあげるように強制されるというトラブルも発生しています。

 

③テロ

ミャンマーでのテロで日本人が被害に遭ったことはないと言われています。

しかし、テロが起きやすい地域もあったり、近隣国のバングラデシュでは日本人が被害に遭うテロが起きています。

 

テロが全く起きないとは限らないので、テロへの緊張はいつでも持っておくべきでしょう。

 

④交通事故

交通事故が多いミャンマーは、交通事故による死亡率がSEAR諸国で2番目に多いと言われています。

ミャンマーの中でもヤンゴンでの交通事故死が一番多く、ドライバーの不注意や速度の出しすぎが原因とされています。

 

また、バイクによる事故死も多発しています。

観光中に巻き込まれることもあるので注意してください。

 

⑤感染症

ミャンマーで気をつけなければならない感染症は、ポリオや風疹やはしか、ジカウイルスなどです。

他にも、デング熱やマラリア、チクングニア熱、日本脳炎などにも注意しなければなりません。

 

ミャンマーに行くときは、近隣国の感染症も確認しておくことをおすすめします。

 

狂犬病|野良犬が多数存在

ミャンマーには、野良犬が多くいます。

野良犬に噛まれると狂犬病にかかる危険性があり、最悪の場合は死亡することもあります。

 

昼間は比較的大人しいと言われている野良犬ですが、夜間になると群れで行動することもあり恐怖を与えてくるでしょう。

多量のよだれを垂らしていたり、むやみにうろついている野良犬には特に注意してください。

 

ミャンマー観光を安全に楽しむための対策7つ

ミャンマーには危険が多いですが、素晴らしい観光地もあります。

危険が隣り合わせにあることに注意をし、観光を安全に楽しむための対策をしておきましょう。

 

①人ごみは特に気を抜かない・荷物を身体から離さない

人ごみで起きることと言えば、スリや置き引き、ひったくりですね。

時には、話しかけてきてコミュニケーションをとりながら盗むというトラブルもあるので充分に気をつけてください。

 

自分の荷物を身体から離さないためにも、ショルダーバッグを持ち歩くなどの対策をとってください。

 

②現金は最小限に

現金を多く持っているとスリや引ったくりの対象だけでなく、ぼったくりの対象にもなりやすいでしょう。

その日の観光に必要な現金のみを持ち歩くようにしてください。

 

万が一のときのためにも、最小限の現金にとどめておくと、被害も少なくなるでしょう。

 

③女性の一人歩き・夜間の外出

女性の一人歩きに加えて、女性と子供だけの外出や夜間の外出は避けるようにしましょう。

性犯罪が多発しており、子供が被害に遭うこともあると言われています。

 

ミャンマーでは、信用できるガイドと一緒に行動するのがおすすめです。

 

④屋台の食料や水は避けるのがベター

屋台は不衛生と言われています。

アメーバ赤痢や食中毒に感染する可能性があるため、飲食は避けることをおすすめします。

 

⑤あらかじめ狂犬病の予防接種を受けておく

感染症の予防接種や狂犬病の予防接種は必ず受けてからミャンマーに行ったほうがいいでしょう。

感染症や狂犬病で命を落とす可能性もあるため、医師にミャンマーに行くことを告げ、予防接種を受けてください。

 

⑥安全なホテルに泊まる

ミャンマーでは、盗難や強盗なども発生しているので、安全なホテルに泊まりましょう。

ヤンゴンの5つ星ホテルと言われている「スル シャングリラ ヤンゴン」は、1泊あたり11000円~12000円ほどで宿泊することが可能です。

 

さらに、高級感を味わうことができる「チャトリウム ホテル ロイヤル レイク ヤンゴン」も1泊あたり11000円~12000円ほどで利用できます。

Cherry Hills Hotel 」は日本人が監修したホテルで、日本食を食べることも可能です。

 

このホテルはとても安く、1泊あたり5000円~7000円ほどで宿泊が可能です。

安全なホテルはグレードが高いですが、日本で同じグレードのホテルに宿泊するよりも安く泊まることができます。

 

⑦海外旅行保険に加入する

海外旅行保険に加入しておかないと、もしものときに莫大な金額を請求されるので必ず加入しておきましょう。

三井住友海上や、損保ジャパン日本興亜など大手の保険会社でも高額を支払わなくても保険に加入することができますよ。

 

観光目的でミャンマーに7日間滞在するとしても、2000円~4000円ぐらいの料金で加入可能です。

 

まとめ

ミャンマーは、治安があまり良くないイメージがあり、観光客は増えてはいますが欧米からの観光客が減少傾向にあると言われています。

しかし、ミャンマーには素晴らしい場所もありますので、安全対策を怠らずに素敵な観光を楽しんでください。

 

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