タイやベトナムの近くにある人気の観光地と言えば、ラオスですね。
ラオスではゆったりとした時間を過ごせるため癒されるという人が多いですが、今回はラオスの観光地や見どころについて紹介します。
ラオスのおすすめ観光地・見どころ【ルアンパバーン】
小さな町ですが、歴史的価値のあるルアンパバーンでの観光地についてまずは見ていきましょう。
ルアンパバーンは山中にあり虫の出現率が高いため、虫よけスプレーなどを持っておくとよいです。
①ルアンパバーンの町
ルアンパバーンは、町そのものが1995年に世界遺産に登録されています。
フランスの植民地だった頃のコロニアル様式の建物と、ラオスの伝統的な寺院などが共存する町です。
世界遺産の町というと、観光客などで賑わっているイメージもあるかもしれませんが、ルアンパバーンは静かでゆっくりと過ごすことができます。
ラオスは2008年にはニューヨークタイムスによる調査で行ってみたい国NO.1になっていますが、中でも、ルアンパバーンが特に注目されました。
ルアンパバーンは年間を通して気候もよく、最低の平均気温は1月の約14度です。
②クアンシーの滝
いくつかあるルアンパバーンの滝の中でも特に美しいと言われているのがクアンシーの滝です。
滝だけでなく、緑豊かな景色まで楽しむことができますよ。
中心地から車で1時間ほどで到着し、朝の8時~夕方の17時まで観覧が可能です。
雨季になると水量が増加するので、クアンシーの滝の絶景を見るなら乾季がよいでしょう。
滝の上に行ったり、泳いだりすることもできます。
また、近くにはツキノワグマの保護施設があったり、食事やショッピングができる場所もあったりと滝以外にも観光スポットが存在しています。
③プーシ―の丘
映画の舞台では?と思うほどの絶景が一望できるのがプーシーの丘です。
ルアンパバーンの町を一望することができるので、ここは外せないスポットでしょう。
プーシーの丘は、ルアンパバーンの中心部にあり、徒歩で行ける場所なので是非行ってみてください。
夕日が美しいので、夕方の時間帯がおすすめです。
④ワット・シェントーン
ルアンパバーンで最も美しいと言われているお寺です。
本堂はゴールドで描かれた仏画が壁一面にあり、天井にまで広がっていて、日本のお寺よりも派手な印象を受けるでしょう。
王家の儀式が行われていた場所でもあり、王様が亡くなったときに使用したゴールドの霊柩車も存在していると言われています。
本堂の周りにも、たくさんの建物があり、モザイク画を見ることもできますよ。
ラオスの歴史を感じるためにも、行きたい場所ですね。
⑤ワット・ヴィスンナラート
ルアンパバーンにあるお寺の中で、1番歴史があって古いお寺です。
「スイカ寺」と呼ばれることもあります。
中心部から離れていますが、広い敷地でゆっくりと見学することができる場所です。
ゴールドのブッダ像があるのですが、その周りにたくさんの仏像があるのが印象的と言われています。
敷地内にお土産を購入できる場所もあります。
⑥ダラマーケット
生活用品などが売られているマーケットです。
朝から賑わっている場所で、ラオスコーヒーなどを手に入れることができますよ。
地元の人がよく行くマーケットでもあるので、ラオスの人の生活を目にすることができて新鮮です。
ダラマーケット付近にはホテルもあるので、近くのホテルの人はよく利用するとのことです。
⑦「托鉢」見学(旧市街中心部)
托鉢は、僧侶が鉢を持って家の前に立つのですが、そのときに経を唱えることで食べ物や金銭の施しを受けるという修行です。
有名な観光地になると、観光客のためにライトアップして托鉢が行われます。
日常的な托鉢が見たいという人は、地元の人が多い場所に行ってみてください。
5時~5時30分の夜明け頃に行われるものですので見学にはその時間に合わせて向かってください。
僧侶には絶対に触れないことや、露出が高い服装で行かないことなどの注意点もあります。
ラオスのおすすめ観光地・見どころ【首都・ビエンチャン】
ラオスの首都ビエンチャンも見どころが多く、観光客も多いです。
ビエンチャンは、寺院なども多くあるため、露出を控えた服装で向かうことをおすすめします。
また、日本語で話しかけてくる現地人は、観光客をターゲットにした詐欺目的の可能性があるので気をつけましょう。
⑧パトゥーサイ
パリにある凱旋門に似せて作ったと言われている門です。
実はパトゥーサイは、財政難が原因で未完成の門と言われています。
1960年代に戦没者のために建設が始まったといわれるパトゥーサイはラオスの歴史を物語っています。
8時~17時までは登ることもできるので、ビエンチャンに行ったらパトゥーサイに登ってみるのもよいでしょう。
また、ビエンチャンではレンタル自転車があります。
ビエンチャンは小さな町なのでレンタル自転車を使用することで、町全体を巡ることも可能です。
⑨タート・ルアン
ラオスのシンボルと言われている仏塔です。
ラオスの文化や考え方が織り込まれているタート・ルアンは、ラオスを代表する建物であり、必見です。
ラオスの紙幣にも使われていることで有名です。
中に入ることはできませんが、近くで見学することができます。
⑩ワット・ホーパケオ
1565年に建設された寺院です。
ここには、エメラルド仏が祀られていたのですが、1779年にタイとの紛争によりエメラルド仏は現在タイのワット・プラケオに祀られています。
現在のワット・ホーパケオは、博物館として使用されており、ラオスの仏像などを多く見ることができますよ。
貴重な文化財が多く、本堂の中は撮影禁止です。
⑪ワット・シーサケット
ビエンチャンで一番古いと言われている寺院です。
1551年に設立されましたが、戦乱により崩壊してしまったために1818年に再健されました。
再健ではありますが、建設当時のビエンチャン様式を残していると評価されています。
2000体以上の仏像を本堂で見ることができ、回廊には3400体近くの仏像が存在しています。
撮影禁止の場所ですが、一度行くとその迫力を忘れることはないと言われています。
すぐ近くにワット・ホーパケオがあるので、一緒に行くといいでしょう。
⑫ブッダパーク
こちらは、ビエンチャンの郊外にある仏像が多数置いてあるテーマパークです。
仏教やヒンズー教の仏や神が多くおり、宗教としても価値のある施設ですが芸術としても一見の価値があります。
66箇所のポイントがあるのですが、マップなどはないので迷わないように注意してください。
日本では見ることができない仏像のテーマパークは迫力があります。
⑬タラートサオ
タラートサオはショッピングモールですが、ビエンチャンで一番大きいと言われており、買い物をするならここがおすすめです。
市の中心部にあるので、行きやすいことでも有名ですが、ぼったくりが少ないとも言われているので安心して買い物をすることができるでしょう。
衣料品や食料品も揃います。
⑭メコン川公園
ラオスとタイの国境のメコン川は、歴史の授業でも習うので有名ですよね。
昼間は何もないと言われたり、暑すぎると言われることもありますが、芝生があったり木陰があって休むことも可能です。
夕日がとても美しいとのことで、また、夕方からはナイトマーケットを楽しめます。
ちなみに、メコン川公園の公衆トイレは使用するときに2000kipかかります。
ラオスにはルアンパバーン・ビエンチャン以外にも見どころが!
行きたい国1位に輝いた過去があるラオスには、他にも見どころがたくさんありますよ!
誰もが行くラオスとは少し違うラオスを経験したいという人は、ルアンパバーンやビエンチャン以外にも足を運んでみてください。
⑮ダオファン市場
ラオスのパクセにあるダオファン市場は、ラオス最大の市場と言われています。
貴金属や衣類などや、肉や魚、パンなどの食料品も売られています。
日本では見ないような虫の食べ物も売られています。
とても大きな市場ですが、フードコートもあるので、休憩しながら市場巡りを楽しめます。
値段の交渉を行うこともできます。
⑯プラーサート・ワット・プー
チャンパサック県にあるプラーサート・ワット・プーは、クメール人が築いたものです。
ラオスとカンボジアの国境付近にあるのですが、パクセからバスで行くことができます。
ヒンドゥー教の寺院として建設されていたのですが、今では仏教の寺院として改宗されています。
しかし、ヒンドゥー教の名残もあり、歴史や宗教をしっかり感じることができるでしょう。
⑰ヴァンヴィエンの町
ナムソン川沿いにあるヴァンヴィエンの町は、ラオスの田舎町です。
ビエンチャンからバスで行くことができますが、3時間30分から4時間はかかると言われています。
ヴァンヴィエンには洞窟やラグーン、寺院などがあり、見どころも豊富です。
1990年代から、観光地化が図られたため、とても素敵な宿泊施設やレストランもあるので、ヴァンヴィエンで数日過ごすのもおすすめです。
免許不要で乗ることができるレンタルバイクもあり、ヴァンヴィエンの町をバイクで楽しむこともできます。
⑱コンロー洞窟【カムアン】
カムアンにあるコンロー洞窟は、体験ツアーもあるので、ツアーで申し込んでおくといいですよ。
ただ、ツアーでもビエンチャンから6時間はかかるので、1日は確保しておくことが必要です。
洞窟の全長は7.5kmで、洞窟の中には、ライトアップされた場所もあり見ごたえがあります。
ツアーボートを使って圧巻の鍾乳石などを見て非日常を楽しめます。
まとめ
ラオスは、世界で最も空爆された国ではありますが、近年は観光地として人気が上昇しています。
日本では見ることができないラオスの絶景や、歴史ある街並みを楽しんでください。
また、ラオスを観光するにあたっては、注意点も把握した上で楽しみましょう。