とても多くの世界遺産が存在しているインドは観光地として人気ですね。
歴史と文化を感じられるインド旅行に必要な持ち物について紹介します。
インドの気候と観光地の雰囲気
観光地で人気があるデリーは、昔ながらのインドと近代化が進んだインドが混在した雰囲気があり、最大都市のムンバイは金融都市として有名です。
インドには、乾季、雨季、暑季があり、国土面積が広く都市によって気候に違いはありますが、基本的に、観光に向いているのは11月~3月頃までの乾季です。
デリーでは5月では40度近くまで上がることもあり雨季にはモンスーンの影響を受けて蒸し暑くなりますが、ムンバイは年間を通して気候の変化はありません。
気候を考えて臨機応変に持ち物を決めましょう。
女子旅も安心!インド旅行の持ち物リスト【必需品】
インドは、人口が世界で2番目に多く、経済発展が著しいですが、発展途上の地域もあるでしょう。
必ず持っていきたい持ち物リストをご紹介します。
パスポート(残存期間6か月以上)
残存期間が6ヶ月以上あり、空白が2ページ以上あるパスポートが必要です。
必要があれば早めに更新手続きをしましょう。
ビザ
観光目的でもビザが必要です。
大使館や領事館で取得することができるレギュラービザは、有効期限180日で1度の滞在は90日未満、ビザ期限内は無制限に訪問可能というものです。
大使館や領事館で受け取ることも可能ですが、郵送でも受け取れます。
また、e-ビザをオンラインで取得することもできます。
ホテル宿泊予約表
ホテルの予約表は入国審査のときに提示を求められることがあります。
ホテルの宿泊予約表に加えて、航空券も忘れずに持っていきましょう。
現金
インドルピーは原則インド国外に持ち込むことができないため、日本での両替ができません。
空港やホテル、銀行などで日本円を両替しましょう。
USドルは使用できることが多いため、帰国時の手間を考えてUSドルを持参することもおすすめです。
クレジットカード
現金を両替するよりも手数料が低いクレジットカードは必ず持っていきましょう。
現地通貨をキャッシングすることも可能です。
インドでは、スキミング被害も起きているので、信用できる場所で使ってください。
海外旅行保険証
盗難、事故、急な病気に備えて海外旅行保険に入るのは海外旅行の基本です。
しかし、海外旅行保険に入ったものの、保険証を忘れてしまう人もいます。
旅行の必需品なので、必ず持っていきましょう。
衣類
旅行する時期に合わせた衣類を準備してください。
雨季は気温が上がって暑くなりますが、雨が降ったり施設内のエアコンで寒くなることもあるので薄手の上着があると便利です。
暑季はとにかく気温が上がるため薄着になることが多いでしょう。
しかし、日焼け防止のためにも薄手の長袖を準備してください。
パジャマ
インドでは、ホテル内にパジャマがないことが多々あります。
ホテルでゆっくり過ごすためにも、部屋着やパジャマを持っていきましょう。
帽子
日差しが強いインドでは、帽子が必需品です。
湿度が高い地域では通気性がいい帽子がよいです。
スニーカー
歩き慣れたスニーカーで快適な観光ができるようにしてください。
交通整備が不十分な場所もあるため、必ずスニーカーを1つは準備しましょう。
日焼け止め
気温が高いだけでなく紫外線も強いので日焼け止めは必須です。
日焼け止めは機内への持込ができないため、預ける荷物の中に入れて現地で取り出しましょう。
虫よけスプレー
インドは虫がとても多いです。
虫よけスプレーや虫よけシートを常に携帯しましょう。
デング熱などの感染症のおそれもありますので注意してください。
スマホ
スマホは必需品ですが、モバイル通信モードあるいはデータローミングをOFFにしたりアプリの自動更新をOFFにしたりしておきましょう。
日本にいるときと同様にデータ通信を利用してしまい高額な利用料を請求されてしまったというケースは多いです。
モバイルバッテリー
スマホの充電切れを防ぐためにも、モバイルバッテリーがあると便利です。
できるだけ大容量で連続使用時間が長いものがおすすめです。
WiFiルーター
インドでは、施設によってはWiFi設備が整っている場所もあります。
しかし、どこでもWiFiの環境ということはないので、WiFiルーターを持っておくと安心です。
変換プラグ
インドは、4タイプのコンセント形状があるので、日本のAタイプと合わない可能性もあります。
マルチタイプの変換プラグを持っていって対応してください。
キャリーケース/バックパック
帰りのお土産や荷物が増えることを考えたキャリーケースやバックパックを準備しましょう。
できるだけ預ける荷物を1つにまとめられることが理想です。
化粧品類
普段使用している化粧品を持っていきましょう。
化粧品類も機内持ち込みが禁止されることがあります。
特に化粧水などの液体のものは持ち込みできる容量に制限があるため、キャリーケースに入れて預けおいたほうが安心です。
歯磨きセット
アメニティが不十分なホテルもあるので、歯磨きセットも忘れないようにしてください。
歯磨き粉の質が日本とは違うこともあり、不自由さを感じる可能性もあるので忘れないようにしましょう。
常備薬
頭痛薬、解熱鎮痛剤、胃薬、酔い止めなどの薬や普段飲んでいる薬は必須です。
普段薬を飲んでいない人も、緊急のときのために持っていきましょう。
ウェットティッシュ
衛生面を考慮して、ウェットティッシュを持っていってください。
食事の際におしぼりが用意されていることは少ないため、準備したウェットティッシュで手を拭きましょう。
トイレットペーパー
インドでは、トイレットペーパーが準備されていることは稀で、トイレでは紙を使わずに左手でお尻を洗浄するのが現地の人のやり方です。
そのため、トイレットペーパーは自分で持っていきましょう。
芯を抜いてつぶして持ち歩くと多少は嵩が減ります。
トイレットペーパーを使ったときは、トイレに備え付けられているゴミ箱に入れて捨ててください。
マスク
車の量に比例するように排気ガスが多いです。
空気中にちりやほこりも多いのでマスクを持っていきましょう。
生理用品
急な生理にも対応できるように、生理用品は多めに持っていってください。
これまで生理がタブーであった文化から、生理用品はあっても高価で、女性はボロ布などで対応していました。
ある男性が生理用ナプキンの普及に尽力し、現在はインドでも手軽に手に入るようになっていますが、使い慣れたものを持って行っておいたほうが安心でしょう。
インド旅行の持ち物リスト【あると便利なもの】
必ず必要ではありませんが、あると便利な持ち物についても紹介しますね。
サングラス
日差しがとにかく強いインドなのでサングラスは非常に便利です。
UVカットができるサングラスがおすすめです。
ストール
大きめのストールが1つあると、寒さ対策や日焼け対策をすることができます。
また、インドの寺院に入るときに女性が露出を防ぐためのグッズとしても重宝します。
携帯用箸
基本的にインドでは手で食事をしますので、現地のやり方に倣うでしょう。
しかし、難しい場合は携帯用箸があると便利です。
ワイヤーロック
スリや置き引きなどのトラブルに遭わないためにも、荷物につけるワイヤーロックを持っていくのもおすすめです。
サンダル/スリッパ
ホテル内ではスリッパがないことが多いので、サンダルやスリッパを準備するといいでしょう。
携帯用のスリッパにすると荷物にならずに持ち運びができます。
特に持っていく必要はないもの【不要】
色々と持っていかないと不安になるかもしれませんが、不要なものも紹介します。
変圧器
日本の電圧は100Vで、インドの電圧は220~240Vです。
一見、変圧器が必要に感じますが、パソコンやスマホには自動変圧器が入っているため基本的には入りません。
220~240Vに対応しているかどうか、手持ちの電化製品の表示を確認しましょう。
インドで急病にかかった時の費用はどれくらい?
インドは、感染症が多い国です。
腸チフスやアメーバ赤痢、コレラなどの消化器感染症にかかることもあります。
また、デング熱やマラリア、チクングニア熱、結核、狂犬病の可能性も否めません。
保険なしで病院にかかると、欧米よりは安い値段で治療してもらえますが、日本に搬送となると100万円を超えます。
日本人はインドでは私立病院に行くことが多いですが、1泊の入院費が15000円程度、手術になると20万円を超えることもあります。
インドでの治療費は世界的に見ると安くても、やはり海外旅行保険には入っておくべきでしょう。
まとめ
インドは世界遺産への観光や経済発展で注目されている国です。
インドを旅行するときは、忘れ物がないようにし、インドでの日々を快適に過ごしてくださいね。