日本からカンボジア・アンコールワットまでの行き方|所要時間と料金

近年カンボジアには日本からだけでなく世界中から観光客が集まっています。

カンボジアは観光客獲得のため、直行便やホテルリゾートの誘致に精力的に活動を進め旅行のしやすい国へと進化しています。

 

アンコールワットをはじめとする世界遺産目当てに観光を考えている方も多いでしょう。

しかし初めてカンボジアに行く人がアンコールワットを観光する場合、移動や入場が少し複雑です。

 

今回はカンボジアの空港や市内からのアンコールワットへの移動の仕方と、アンコールワットに入場するためのチケット購入方法を解説します。

 

日本からカンボジアへのフライト

2019年11月現在、成田空港からプノンペン国際空港間の直行便が出ていますが、アンコールワットのあるシェムリアップ国際空港への直行便はありません。

しかし、シェムリアップまでの直行便がカンボジアのスカイアンコール航空より2019年12月28日に就航予定であることが発表されました。

 

近々シェムリアップまでの直行便が誕生しますが、それまではアジア圏での経由便を利用しなければ行けません。

東京・成田空港および羽田空港、大阪・関西国際空港、愛知・中部国際空港 セントレア、福岡・福岡空港などからであれば乗り換えは1回で済みます。

 

香川の高松、兵庫の神戸から行く場合、一度羽田を経由する必要があるため、乗り換えが2回必要です。

日本からシェムリアップへのフライト時間は11時間程度で、航空券は平均で6万5千円です。

 

雨季の6~7月は5万円台ですが、乾季で雨が少なく観光のしやすい12月~2月は8万まで価格が上がることもあります。

 

ハノイ経由

ベトナムのハノイまでは日本から5~6時間。

ハノイのノイバイ国際空港からシェムリアップまでは1時間45分です。

 

ホーチミン経由

ベトナムのホーチミンまでは日本から6時間45分~7時間

ホーチミンのタンソンニャット国際空港からシェムリアップまでは1時間15分です。

 

バンコク経由

タイのバンコクまでは日本から7時間

バンコクのスワンナプーム国際空港、ドンムアン空港からシェムリアップまでは1時間です。

 

シンガポール経由

シンガポールまでは日本から7時間30分。

シンガポールのチャンギ国際空港からシェムリアップまでは2時間~2時間15分です。

 

クアラルンプール経由

マレーシアのクアラルンプールまでは日本から8時間。

クアラルンプール国際空港からシェムリアップまでは2時間です。

 

プノンペン経由

カンボジアのプノンペンまでは日本から6~7時間。

プノンペン国際空港からシェムリアップまでは45分~1時間です

 

各便の本数などによって乗り換えの利便性も変わってきますので、乗り換え時間を計算しながら計画を立ててください。

 

シェムリアップ国際空港からシェムリアップ市内

カンボジアは都市部のプノンペン以外、鉄道などのインフラ整備が十分ではありません。

そのためシェムリアップでの移動はタクシーやトゥクトゥクがメインとなります。

 

空港からホテルまでの移動手段と所要時間

空港から市内まではバスや電車がないため、タクシー移動が主な手段です。

空港の到着ゲートを出るとエアポートタクシーサービスカウンターがあり、24時間タクシーが停留しています。

 

乗用車、ミニバン、トゥクトゥク、モーターバイク(バイクタクシー)の4つから選ぶことができます。

料金は午前6時半~23時の間であれば9~10USドル、23時~6時半の深夜帯は15USドルです。

 

モーターバイクは定員1名のため、数名で乗るのであれば乗用車やミニバンを選びましょう。

空港から市内まではおおよそ20分程度です。

 

ホテルの送迎サービスがある場合もあり

空港から市内のホテルまではタクシーが常駐していますが、乗車待ちをしなければならなかったり、料金を上乗せされたりすることもあります。

また、ホテル到着後にツアーへのしつこい勧誘をされる場合もあります。

 

事前にホテルまでの送迎サービスを頼んでおくことで現地で時間を無駄にせず、安心してホテルまで移動することが可能です。

ツアー会社のオプショナルサービスを使用するか、ホテルが運用する送迎サービスを使用することができます。

 

宿泊先ホテルの説明欄に「Free Airport Pickup」と明記しているようであれば無料で送迎サービスを運用していますので、事前に連絡をして送迎を依頼しましょう。

 

シェムリアップ市内からチケットセンター

アンコールワットおよび周辺遺跡へは「アンコール・パス」と呼ばれる入場券を購入する必要があり、専用のチケットセンターでのみ購入が可能です。

シェムリアップ市内からチケットセンターへは5kmほど離れているので車での移動が必要になります。

 

おすすめはトゥクトゥクかカーチャーター

アンコールワットを観光する場合はガイド付きのトゥクトゥクかカーチャーターを利用するのがおすすめです。

アンコールワットの遺跡までの移動、チケットセンターおよび遺跡群への移動が含まれているため移動がスムーズです。

 

トゥクトゥクであれば1日15USドル、カーチャーターであれば35USドルほどで観光可能です。

【アンコール・エンタープライズ(Angkor Enterprise)】(チケットセンター)
住所:Street 60, Krong Siem Reap, カンボジア
営業時間:5:00~17:30
※2016年にオフィスが上記住所に移転しています。

 

チケットは1日券、3日券、7日券

チケット代は大人の場合は以下の金額がかかりますが、12歳未満の子供は無料です。

支払いはクレジットカードでも可能です。

1日券:37USドル (当日のみ有効)
3日券:62USドル (購入から1週間の間に3日有効)
7日券:72USドル (購入から1ヵ月の間に7日有効)
※2019年11月現在

 

購入時には子供の年齢確認のためパスポートが必要になる場合があります。

チケット購入時に顔写真の撮影があり、チケットには顔写真が印刷されますので、チケットを代表者が代理で購入することができません。

 

チケットセンターからアンコールワット

チケットセンターからアンコールワット周辺の遺跡群までは車でおよそ20分です。

チケットセンターから遺跡群の入口に向かう途中の道路で、チケット検査所(チェックポイント)があります。

 

チケットを確認されるので、乗車している場合は乗車したまま提示してください。

 

アンコールワット観光のベストシーズンは?

カンボジアは11月~5月が乾季、6月~10月は雨季で、気温は一年を通して30度を超える日が多いのが特徴です。

雨季にはスコールのような大雨が降り、気温が40度近く上がる日もあります。

 

雨の少ない乾季の12月~2月が観光におすすめで、この時期には気温も落ち着いていて湿気も少ないため過ごしやすいでしょう。

しかし、ベストシーズンであっても30度近い気温が続くため、熱中症対策は必ずしていきましょう。

 

なお、アンコールワットの観光時の服装には注意しなければなりません。

タンクトップやショートパンツなど肌の露出が多い場合入場を拒否される可能性があります。

 

また、デング熱など蚊による感染症の危険性もあるため半袖やカーディガンで極端な肌の露出は避けるようにしましょう。

 

まとめ

カンボジアのアンコールワットへの行き方を解説しました。

アンコールワットのあるシェムリアップまでは直行便はなく、プノンペンかカンボジア周辺の国を経由する必要があります。

 

また、アンコールワット観光には入場チケットが必要なため、必ずチケットセンターで購入してから向かいましょう。

現地での移動やアンコールワット観光にはトゥクトゥクやカーチャーターなどを使うのがおすすめです。

 

特にトゥクトゥクは東南アジアならではの乗り物。

現地の風を感じながら快適にカンボジア観光を楽しみましょう!

 

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