モルディブってどんな国?基本情報と歴史・文化を理解

一生に一度は訪れたいモルディブは、海がとても綺麗なリゾート地です。

絶景をイメージすることから、のんびりした国、穏やかな国と感じることも多いでしょう。

 

今回は、モルディブがどんな国なのかについて紹介します。

 

【基本情報】モルディブの国土と人口

正式名称は「モルディブ共和国」で、総面積は約300㎢、人口は約40万人ほどの国です。

首都や最大都市はマーレで、通貨はルフィヤ、言語はディベヒ語、宗教は国民のほぼ全員がイスラム教です。

 

気候は温暖で年間を通して平均26度~33度です。

12月~4月が乾季、5月~11月が雨季ですが、雨季でもスコールが1日1~2回程度降るぐらいなので、年間を通して過ごしやすいのが特徴です。

 

モルディブの文化は?

モルディブは、様々な文化に由来しており、スリランカや南インドの文化も影響しています。

人気のある音楽がヒンディー語を基にしたものであったり、ヒンディー映画を好む人もいたりするようです。

 

詳しくモルディブの文化を紹介します。

 

【言語】公用語はディベヒ語

モルディブの公用語は、ディベヒ語です。

ディベヒ語は、アラビア語やシンハラ語、英語、ウルドゥ語、ヒンディー語が混ざってできた言語です。

 

字はターナ文字を使用しています。

ディベヒ語は日本人には馴染みがほぼありませんが、、モルディブでは1960年代から英語教育が始まっているため、英語を話せる人もたくさんいます。

 

英語ができれば、モルディブ観光で困ることはないでしょう

ディベヒ語でありがとうは「シュックリアー」なので、これだけでも覚えておくと、現地の言葉でお礼が言えるのでコミュニケーションの面で楽しみが増えますね。

 

【国教】イスラム教・スンナ派

モルディブの国教はイスラム教スンナ派です。

コーランやハディースに従う宗教で、イスラム教の多数派でもあります。

 

イスラム教は過激で危険なイメージを持たれがちですが、多くのイスラム教徒は平和を望み優しい気持ちを持っています。

モルディブはイスラム教文化なので、その教えに従って行動することもあり、禁止事項もあります

 

例えば、過度な露出は禁止、豚肉を食べない、アルコール禁止などです。

しかし、観光客はビーチによってはビキニになれる場所もあれば、観光客に向けたアルコールを提供している場所を楽しむことも可能です。

 

【生活】伝統的に家母長制

モルディブには、家母長制の伝統があります。

家母長制というのは、母親が家長であり、相続は女性がするというものです。

 

イスラム教国家は離婚率が低いと言われていますが、モルディブは世界でも指折りの離婚率の高さで有名です。

 

【食】ココナッツ・魚・炭水化物から成るモルディブ料理

モルディブの伝統料理にはココナッツが使われることが多く、ココナッツミルクが入ったカレーも有名です。

また、カツオやキハダ、メアジなどの魚料理もあり「カルディア」という魚のスープや「デビルフィッシュ」という酢豚の魚バージョンのような絶品料理もあります。

 

炭水化物を多く摂取する傾向にあり、タロイモやお米、さつまいもなどもモルディブ料理に欠かせません。

モルディブの現地では、炭水化物と魚料理をメインに、ココナッツの風味や香りを感じるのが食においては一番の楽しみになるでしょう。

 

モルディブでおすすめのリゾート地【新婚旅行】

モルディブと言えば、ハネムーンのイメージも強くあります。

モルディブのリゾート地は、空港から離れた場所は水上飛行機で移動します。

 

ハネムーンでの宿泊は水上ヴィラも人気があります。

 

北マーレ環礁

全室プールがついている豪華ホテルもあり、モルディブ最大のリゾート地と言われる場所です。

首都のマーレや空港が近くにあり、リゾート開発が進んでいます。

 

空港からの移動は、スピードボートがおすすめです。

水上ヴィラで人気があるのが「OBLU SELECT at Sangeli」です。

 

4つ星リゾートで、プールやバーベキューができるレストランがあり、カヌーなどのアクティビティも可能です。

北マーレ環礁はダイビングも有名で、「ナッシモティラ」「サンライトティラ」が人気です。

 

南マーレ環礁

南マーレ環礁も空港から近いので、スピードボートでの移動がおすすめです。

おすすめの水上ヴィラは世界のベストビーチアワードの受賞回数が多い「オルベリ・ビーチ & スパ・モルディブ」です。

 

ここでは、ウィンドサーフィン、カイトサーフィン、ウェイクボードなどのマリンスポーツを楽しむことが可能です。

また、南マーレ環礁のおすすめダイビングスポットは、「ナギリティラ」です。

 

アリ環礁

空港から水上飛行機で移動するのですが、夜間の飛行は禁止されているため到着が夜の場合は翌日の飛行でアリ環礁まで行きます。

オールインクルーシブの「リリービーチリソート&スパ」がおすすめです。

 

ダイビングスポットは、「フィッシュヘッド」「クダラティラ」があります。

また、北部には、ラスドゥ環礁があり空港から水上飛行機で20分ほどで到着します。

 

モルディブ最大級の「クラマティモルディブ」があり、レストラン、スパ、プール、アクティビティが充実しています。

ビーチヴィラやジャグジー付き水上ヴィラで思う存分モルディブを満喫できるでしょう。

 

バア環礁

空港から水上飛行機で約35分移動します。

バア環礁はユネスコ生物圏保護区に指定されており、モルディブの中でもより豊かな自然を満喫することが可能です。

 

おすすめの水上ヴィラは、「フォーシーズンズ・リゾート・モルディブ・アット・ランダーギラーヴァル」です。

DeepFlightサブマリンで海中を見たり、ウミガメの保護プログラムに参加することもできます。

 

ダイビングスポットは、「ハニファルベイ」「ネリヴァル・ティラ」です。

 

モルディブ観光での注意点

より安全にモルディブを観光するために、旅行前に知っておきたいことをまとめました。

 

持ち歩きの現金は必要最低限に

観光やビーチに行くときは、持ち歩く現金は必要最小限にしましょう。

スリや置き引き、ひったくりの被害に遭う可能性があります。

 

日焼け&虫除け対策

モルディブは紫外線が強いため、日焼け止めや薄手の長袖、帽子、サングラスなどでの日焼け対策をしてください。

また、モルディブでは過去にデング熱が流行したこともありますので、虫よけスプレーなどで感染症への対策もとりましょう。

 

イスラム教への配慮が必要

モルディブはイスラム教文化なので、女性の露出に気をつける、アルコール摂取に気をつけるなどの配慮をしてください。

観光が盛んですので観光客に合わせたエリアもありますが、基本的にはイスラム文化ということを忘れないようにしましょう。

 

禁止事項

モルディブでは、アルコール、豚肉、ハムやソーセージ、信仰対象の偶像、銃器、麻薬、わいせつ物の持込みが禁止されています。

その他の禁止事項も紹介するので、旅行前にしてはいけないことを覚えておきましょう。

 

大統領官邸及び国家保安委員会本部の写真撮影

首都のマーレには、大統領官邸や国家保安委員会本部がありますが、写真撮影が禁止されています。

また、国防省や国軍施設、警察の外観、モスクの内部も写真撮影が禁止です。

 

気をつけばければならないのが、女性の撮影で、声をかけずに撮るのはマナー違反と思われます。

肖像権の問題もありますので性別問わず無許可で他人を撮らないようにしましょう。

 

珊瑚の採取

モルディブでは、自然物を持ち帰ることを禁止しています。

亀や珊瑚、貝殻などを採集すると、罰金を科せられます。

 

モルディブの治安は?

観光でモルディブに行くにあたって、不安となる治安についてもご紹介します。

 

外務省からのの注意喚起はなく、治安良好

危険情報や感染症危険情報は2019年現在出ていません。

日本の外務省は危険情報を出していませんが、アメリカやイギリス、オーストラリアなどからは警戒されています。

 

テロなどの心配はほぼありませんが、警戒している国も存在している事実には注意も必要です。

 

首都・マーレやローカル島では注意が必要

モルディブ内でも、首都のマーレやローカル島は、スリや置き引きの被害が多く報告されています。

また、デモや市民騒乱が起きることもあるので気をつけてください。

 

まとめ

モルディブがどんな国なのか、文化などを知ることでより親しみを持つことができるでしょう。

モルディブでの治安も把握して安全に努め、思い出に残る旅にしてください。

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