ヤンゴンのおすすめ観光地15選!寺院や遺跡から文化・宗教・歴史を学ぶ

ヤンゴンとは一体どんな街なのか、知らない方は多いのではないでしょうか。

おすすめの場所や治安についてなど、ヤンゴン観光についての情報をご紹介します。

 

ミャンマー旧首都・ヤンゴンのおすすめ観光地

ミャンマーの旧首都であり、最大の都市であるヤンゴンは古い歴史があり、寺院や英国植民地時代の建物など見どころがたくさんあります。

そんなヤンゴンのおすすめスポットを厳選してご紹介いたします。

 

①シュエダゴン・パゴダ

ミャンマーにとって、最も神聖な場所でありヤンゴンを代表する仏教建築(パゴダ)です。

平日でも過ごしやすい気温の夕方であれば、多くのミャンマー人が祈りを捧げにやって来るというミャンマー仏教の信仰の中心地です。

 

シュエダゴン・パゴダの入場料は8US$で、入場料支払済みのシールを提示すればその日一日何度でも再入場可能です。

 

②スレー・パゴダ

ヤンゴンの中心に建つ存在感のある金色に染まった仏塔で、夜にはライトアップされて黄金色に輝く姿を見ることが出来ます。

スレー・パゴダの入場料は約3US$ですが、中に入るために裸足になる必要があり、靴を預けるお金も約1US$必要になります。

 

入場料を払い中に入ると、勝手にガイドを始めて高額な金額を要求してくる現地の人がいるので注意が必要です。

 

③ゴールデンロック

ゴールデンロックは標高1,101mの山の上にあり、その名の通り黄金の大きな岩で、岩の上には高さ11mの仏塔が建っています。

落ちそうで落ちない絶妙なバランスで鎮座していますが、何回か大地震があった時も落ちることはなかったそうです。

 

実はゴールデンロックは通称で、本来の名は「チャイティーヨー・パゴダ」というそうです。

「チャイティーヨー・パゴダ」を見るためには約4US$の入域料が必要です。

 

④チャウタッジー・パゴダ(寝釈迦仏)

チャウタッジー・パゴダは、高さ17.7m、長さ65.8mにもなる巨大なミャンマーを代表する寝釈迦仏で、その大きさと美しさには圧倒されます。

寝仏像はミャンマー特有のものだそうで、涅槃像との違いは、涅槃像は釈迦が亡くなる前の姿なのに対して寝仏像は釈迦が休憩している姿だそうです。

 

巨大な寝仏像の足の裏には、108の仏教の宇宙観が描かれており、とても見事で必見です。

入館時間は朝5時から夜9時までで、入場料は無料です。

 

⑤ボタタング・パゴダ

「金銀財宝の寺院」と呼ばれ、お金に困らないようにとお祈りを捧げる寺院です。

その名の通り、金一色の寺院なのですが外観だけではなく、内部まで一面が黄金色に輝いています。

 

仏塔の中心にある部屋から、放射線状に幾つもの細長い部屋があり、迷路のような造りになっています。

拝観料は約4US$で、入館を済ませると支払済のワッペンを貼ってもらえ、ミネラルウォーターとおしぼりが貰えます。

 

おしぼりは、拝観後に足を拭くのに使いましょう。

 

⑥シュータォミャッ・パゴダ

空港の近くにある寺院で、比較的新しくて綺麗な寺院です。

中に入ると静かで厳かな雰囲気で、他のパゴダとは一味違った空間になっています。

 

寺院内中央には、ガラスケースに収められた仏陀の聖歯が展示されていて、ライトアップされて神秘的な空気を醸し出しています。

拝観料は、2000チャットでおよそ1.3US$です。

 

⑦タウッチャン戦没者墓地

第二次世界大戦で犠牲になった連合国軍側の戦没者墓地で、特にイギリス軍とドイツ軍の方達が多く眠っています。

とても広く、整然とされていて花も植えられていたりしていて美しく静かな場所で、入場料も無料なので誰もが気軽に訪れることのできる場所です。

 

正面にそびえ立つ左右対称の石造りの建物が印象的で、荘厳な空気を醸し出しています。

美しい雰囲気と深い歴史を感じられる観光スポットです。

 

⑧カンドージー湖

シュエダゴン・パゴダの近くにあり、ヤンゴン市内に水を供給するためにイギリス植民地時代に造られた湖です。

現在は市民の憩いの場になっており、カップルやジョギングに来る人など様々な人が訪れます。

 

湖は一日の時間帯によって様々な色に変わり、朝日に照らされピンク色になったり、夕日に照らされ褐色になったりします。

湖の周りにある木造歩道を散歩することも出来ますが、造りが簡素なためにところどころに穴が開いているので注意しながら歩いて下さい。

 

⑨インヤー湖

ヤンゴン市内の最大の湖で、湖の周りにはカップルや散歩をする人などの憩いの場となっています。

一部私有地があるので、湖の周りを一周することは出来ず、どの入口から湖に行くかによって景色が違います。

 

落ち着いた静かな雰囲気を求める方、湖に映る綺麗な夕日を眺めたい方はカバエーパヤー通り側から入るのがおすすめです。

家族連れやカップルなどで賑わっている雰囲気が好きな方はピィ通り側からの入場、飲食店屋台に行きたい方はヤンゴン大学沿いから入場すると良いです。

 

⑩セントメアリーズ教会

仏教国であるミャンマーでは珍しいキリスト教の大聖堂で、暖かみのある赤レンガの壁と銀色の尖塔が特徴的な建物で、拝観料は、8US$です。

教会の中は、静かな空間と高い天井とステンドグラスの美しさが神秘的で、夢の中にいるような幻想的な気分に浸れます。

 

教会の周りも閑静で、庭園も手入れが行き届いており、とても落ち着く癒しのスポットです。

 

⑪マハバンドゥーラ公園

スーレー・パゴダの近くにある、市内の憩いの場として市民にも観光客にも親しまれている公園です。

マハバンドゥーラという名前は、第一次英緬戦争の英雄の名を取って付けられたそうです。

 

公園の中央には、イギリスから独立した記念に建てられた独立記念塔があり、公園のランドマークになっています。

周囲には、植民地時代に建てられたヨーロッパ風の建築物が残っており、歴史を感じることができます。

 

⑫ボージョー・アウンサン・マーケット

ヤンゴンで観光客が必ず訪れると言っていいほどの規模の大きなマーケットで、みやげ物や雑貨を専門とした市場です。

1926年に建てられた歴史ある市場で、1000以上のテナントが入っています。

 

貝製品、漆器など伝統工芸品が売られていたり、女性が喜びそうな雑貨屋や、日本人が経営する日本人好みの店があったりと、見どころがたくさんです。

毎週月曜日、ミャンマーの休日、新月、満月の日の一部が休業日になっているので、市場の営業日を事前にホテルなどでチェックしてから行きましょう。

 

⑬ミャンマープラザ(ショッピングセンター)

2015年12月にオープンしたミャンマーで一番大きなショッピングセンターで、百貨店やスーパーが入っており、オフィスビルが一体化しています。

日本ではおなじみの100円ショップのダイソーがあったり、フードコートが充実していたりと現地の物に慣れない人でも安心して一日過ごせる場所となっています。

 

スポーツブランドの「ナイキ」や「アディダス」、デパートコスメなど大抵のものはなんでもあるので現地で困ったときはここに行けば良いでしょう。

 

⑭インディアンタウン・チャイナタウン

インディアンタウンは、インド系の人が多いエリアでモスクやヒンドゥー教の寺院があったり、カレーやビリヤニのレストランがあります。

スーレー・パゴダの西に存在し、インドっぽい雑多な街並みが面白く、ちょっと一息つくために散策してみるのも良いですよ。

 

チャイナタウンはインディアンタウンの西にあり、その名の通り中国人が経営している店がたくさんあります。

屋台やバックパッカー向けの安いホテルなどもあり、観光の拠点となる場所でもあります。

 

⑮イエレー・パゴダ(ヤンゴン南部チャウタン郡)

数々の寺院が建てられているヤンゴンですが、イエレー・パゴダは水上に建てられている寺院で他には無い珍しい寺院です。

川の中州に建てられており、小舟に乗ってでしか行くことは出来ないのですが、静かな川の上佇む様子はとても写真映えします。

 

寺院の中には、お釈迦様が何体もいますが電飾の後光が施されたお釈迦様がたくさんいて、なかなか日本では見られない光景なので驚くかもしれません。

この仏像の他にも願いが叶うという仏像が祀られています。

 

入場料は、約3.3US$です。

 

寺院拝観で注意すべき点

寺院をマナー良く拝観するために注意するべき点を事前に知っておきましょう。

寺院は神聖な場所なので、基本的に境内では肌の露出の多い服は避け、裸足で入場する必要があるので覚えておきましょう。

 

参拝マナーではないですが、注意すべき点として、勝手についてきてガイドをし、ガイド料を求めるという自称ガイドの現地人がいますので、親切に声を掛けてきたとしても注意しましょう。

 

ヤンゴンの治安は?

ミャンマーは、東南アジアの中でも比較的治安の良い国で、普通に観光旅行をするには十分に安全と言える国です。

安全なポイントを抑えていれば、危険な目に合うことなく安心して観光を楽しむことが出来ます。

 

知っておくべき注意点も抑えて、安心安全な旅を出来るようにしましょう。

 

【2019年最新】外務省の通告はレベル1(十分注意)

ミャンマーは、ほとんどの地域が渡航危険情報のレベル1(十分注意)で、ヤンゴンもその一つです。

ミャンマーの場所によっては、ロヒンギャ問題などが発生している、とても危険とされる地域もあるので参考に知っておいても良いでしょう。

 

犯罪発生は深夜に集中

ミャンマーは明るいときは女性一人でも歩けるほど治安が良い国ですが夜は別です。

夜は、女性がお酒を飲みに行くという習慣が無いため、どの店を覗いても男性客ばかりで、女性が一人で歩いているとかなり目立ちます。

 

女性の方は、夜は人通りの多い場所を選び複数人で行動するなど注意するようにしましょう。

 

交通が整備されていない

ミャンマーでは、日本のように歩行者優先ではなく、車が歩行者のために止まったりすることは無いと思った方が良いでしょう。

横断歩道をゆっくり歩いていたら車が突っ込んできてぶつかりそうになったということも珍しくありません。

 

道路を横断する際など、しっかり左右確認をして安全に気を配りながら歩くように心掛けましょう。

 

飲食店や水道の水に注意

屋台の水や食事は不衛生なことが多く、腸チフスや赤痢などに感染する危険があるので、よほど自信がある人以外は屋台のものは避けたほう良いでしょう。

お茶を無料で提供してくれるありがたい店も多いですが、その提供されるコップなどから感染する危険があるので気を付けましょう。

 

水を飲みたいときはミネラルウォーターを買って飲むのが最も安心です。

 

野犬や野生生物に注意

ミャンマーには野良犬が多く、事前に予防接種を受けるなどして狂犬病対策をする必要があります。

昼間は大人しく穏やかに昼寝をしている犬も、夜になると4~5匹で群れになり、人に噛みつこうとすることがあります。

 

万が一噛まれたら、予防接種を受けていたとしてもすぐに病院へ行きましょう。

 

まとめ

観光スポットや観光の際の注意点をご紹介しました。

歴史のある建物や憩いの場所など、癒しの観光スポットが満載のヤンゴンをぜひ楽しんでください。

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