短い休みでも海外旅行を楽しめるアジアですが、最近はLCCも増えており、気軽に楽しめます。
今回は、アジア旅行で必見の世界遺産や絶景スポットを12点ご紹介します。
アジアのおすすめ観光都市
アクセスも比較的容易で移動時間を気にすることなく楽しめる、アジアのおすすめ観光都市を紹介します。
台北【台湾】
台湾北部に位置する九份は、日本統治時代に金鉱山として繁栄した小さな街です。
新北市芳区の山々に囲まれ、急斜面に家々がひしめき合って建ち並ぶ独特の風景は圧巻です。
台湾映画「非情城市」のロケ地でもある賢崎路は、「千と千尋の神隠し」のような赤提灯の並ぶ路地が続きます。
特に、夕焼けから闇に包まれる時間は、輝きだす提灯と街並みの幻想的な風景に異国情緒を満喫できます。
また、台湾最大級の夜市・士林夜市(シーリンイエシー)も、屋台で味わえるローカルフードやB級グルメ、露天商の激安雑貨を巡って楽しめる定番スポットです。
クアラルンプール【マレーシア】
マレーシアの首都であるクアラルンプールは、近年目まぐるしく発展している観光都市です。
世界No.1の超高層ビル・ペトロナスツインタワーは、88階建て高さ452m、2棟のビルが対になっているクアラルンプールの象徴的な近代的建物。
歴史的建物も残っていて、イギリス統治時代の趣が残る建物や、美しいイスラム建築のブルーモスクも見学できます。
アジア各国の料理が揃った屋台街ジャラン・アローも人気で、美味しいローカルフードと活気あふれるアジアのパワーを感じることができます。
シンガポール
シンガポールといえばマーライオンとビル屋上の世界一高いプールで有名なマリーナ・ベイ・サンズがシンボルです。
約3900人収容可能な全長150mの巨大プールは、シンガポールの街並みを見下ろすことができ、夜は美しい夜景を望める人気スポットです。
ホテルには、単独世界最大のカジノやショッピングモール、映画館やミュージアムなどが設置されています。
周辺には、マカンスートラ・グラットンズ・ベイと呼ばれる、ローカルグルメを味わえるホーカーズ(露天商・屋台)もあって、ローカルフードやB級グルメも楽しめます。
シェムリアップ【カンボジア】
首都プノンペンから北西300kmのシェムリアップは、世界遺産のアンコール遺跡やロリュオス遺跡がある小さな観光都市です。
ナイトマーケット及びオールドマーケットが有名で、陽気な地元民と触れ合いながら手ごろな価格で食事やお土産選びを楽しめます。
都市の南にある東南アジア最大の湖・トンレサップ湖では、2万以上の水上家屋からなる世界最大級の水上村の水上生活をクルージングで楽しめます。
乾季は2700平方Km、雨季は1万6000平方Kmと湖の面積も深さも変わることから伸縮する湖とも呼ばれ、季節によって表情を変えて様々な美しさを見せてくれます。
ソウル【韓国】
ソウルで最もにぎやかな繁華街の明洞(ミョンドン)は、韓国料理もコスメもファッションも楽しめるスポットなので韓国旅行では欠かせないでしょう。
世界遺産に登録される朝鮮王朝の歴代皇帝が祀られる祖先祭祀場・宗廟(チョンミョ)や、王宮・景福宮(キョンボックン)もおすすめです。
儒教の教えにしたがった建築様式は独特の雰囲気を放ち、当時の面影を色濃く残しています。
アジアのおすすめ世界遺産
歴史や自然を感じることのできる、アジアのおすすめ世界遺産を紹介します。
アンコール遺跡【カンボジア】
世界遺産に登録されるアンコール遺跡には、数百以上の遺跡が点在しているので、事前に見学したいスポットを決めてから向かうようにしましょう。
アンコール遺跡の代表格であるアンコールワットは、クメール王朝時代のヒンドゥー教の寺院で、30年もの年月をかけて建設されました。
壁には細かく施されたカンボジアの歴史や神話の彫刻が残っていて、敷地内の歴史的雰囲気に圧倒されるでしょう。
おすすめは朝日が昇る早朝、上りゆく太陽に照らされる神々しい姿に感動すること間違いなしです。
また、微笑む人面像が有名なアンコールトムのバイヨン寺院や、絡まる植物から生命力を感じるタプローム遺跡なども美しいと好評です。
プレアヴィヘア寺【カンボジア】
カンボジアとタイとの国境山頂に建つプレアヴィヘア寺は、クメール人によって建設された「神聖な寺院」を意味する寺院です。
800mもの長い参道には5つの塔門があって、ヒンドゥー教の神話をモチーフにしたレリーフがほぼ当時のままの状態で残っています。
千年近くを経ても精密な彫刻が残っていることは神のよる奇跡、修復されることのない歴史ある装飾は必見です。
山頂の境内は崩れかけた遺跡にタイムスリップしたような感覚、後ろにはカンボジアの大平原を一望できる360度の絶景が広がっています。
ホイアン【ベトナム】
東西の文化の交わる街・ホイアンは、中国人街を中心として現在も残る旧市街です。
かつては港町として栄え、日本、中国、ホイアンの人々が暮らしていた街並みは、当時の日本人が作った屋根の付いた日本橋が残っていてどこか懐かしさを感じます。
チャンフー通りには建造物が多く残っていて、日本と中国とベトナムの建築様式が混ざっているそれらを満喫できます。
ハロン湾【ベトナム】
ベトナム北部に位置するハロン湾は、地理的な特性と美しい景観が認められて世界遺産となりました。
ハロンには「竜が舞い降りる」という意味があって、中国からの侵略を防いだ竜の親子が口から吐き出した宝石が大小3000もの奇岩や島々になったと伝えられています。
水彩画のような世界観から「海の桂林」と呼ばれ、神秘的な景観の中をクルージングするツアーが人気です。
アユタヤ【タイ】
アユタヤ王朝時代の遺跡群が広がる古都アユタヤはタイの定番観光スポットで、四方を川に囲まれる島の街で周辺に遺跡が点在しています。
遺跡の中でも有名なのは、樹の幹に包み込まれているワット・マハータート仏頭や、日没後にライトアップされて幻想的な風景を楽しめるワット・プラ・シーサンペット。
また、北部の草原地帯に寝そべって優しい表情を浮かべる寝釈迦仏のワット・ロカヤ・スターも、心を穏やかにして和ませてくれるおすすめのスポットです。
遺跡見学の後は、名物料理である牛の血がベースの小盛タイヌードル・クイッティアウルアや、アユタヤ名物の川海老グリル・クンメーナムパオといった美食も楽しんでみてください。
プランバナン寺院遺跡群【インドネシア】
プランバナン寺院群は、ジャワ島中部のジョグジャカルタにある世界遺産で、空港から10分でアクセスすることができます。
ヒンドゥー教と仏教寺院の複合体である240の寺院群の中でも、優れた美しさで有名なのがブランバナン寺院です。
中央には高さ47mの尖塔をもつシバ聖堂、左右にブラフマー神とヴィシュヌ神を祭る23mの堂が並んでいます。
ヒンドゥー・ジャワ建築と呼ばれる建築様式は、インドから渡ったヒンドゥー教と仏教がジャワ島古来の文化や芸術と融合したものです。
マカオ【香港】
世界的有名ホテルやカジノが点在する輝かしい観光都市であるマカオは、世界遺産の宝庫でもあって街中に30もの世界遺産が点在します。
欠かせない定番スポットは聖ポール天主堂跡で、ローマ以東で最も美しいと称された教会の正面部分と68階段のみが残っています。
火災によって建物は消失しましたが、残された正面部分には美しい彫刻が残ります。
この彫刻は、日本を追放されたキリスト教徒の画工・職人が、イタリア人イエズス会士の指導の下で地元の職人と共に取り組んだ作品なのだそうです。
まとめ
アジアには、近代的な大都市から自然あふれる絶景、歴史を感じる遺跡など観光スポットも様々あります。
記事を参考にして、気分や期間に合わせて観光都市や絶景スポットを選択して旅を満喫してくださいね。