海外旅行のタクシー利用の基本|安全なタクシーの選び方と行き先の伝え方

海外旅行の際、色々な移動手段がありますが、目的地に直行できるタクシーは非常に便利で利用することも多いでしょう。

しかし、言葉の通じない海外でタクシーに乗るのは、目的地に辿り着けるのか、ぼったくりに遭わないかなどと不安もありますよね。

 

そんなときのために、安全なタクシーの選び方や、行き先を伝えるときに使える英語フレーズなどをご紹介します。

 

海外でのよくあるタクシーのトラブル

海外でタクシー利用の際によくトラブルになるのが、料金の過剰請求、遠回りなどのいわゆるぼったくりです。

少しでも違和感や不信感を感じたらすぐに降りるべきですが、必ず人がいる場所で降りましょう。

 

具体的なトラブルの例として

 

「一見ちゃんとしたタクシー会社の車だったため乗車したところ、メーターがすごい勢いで上がっていき、目的地に着いたときには法外な金額になっていた。」

「とても親切に話しかけてきて乗せてくれたが、突然なにもないところで降りろ!とまくしたてられ、何があったのかとびっくりし慌てて降りたら、荷物を乗せたまま発車されてしまった。知らない地に財布も携帯もなく放置された。」

 

などの事例があります。

このように身の危険にさらされる危険も伴うため、しっかりと対策しましょう。

 

トラブルに巻き込まれないために具体的な対策を紹介します。

国によってルールは多少違いますが、海外でタクシーに乗る際に心掛けるべきことにはあまり違いはありません。

 

安全なタクシーの選び方

タクシーと一言で言っても、運営会社や個人タクシーなど様々な種類がありますよね。

タクシーに乗るときの基本として、タクシーの会社名、ナンバーは必ず把握しておきましょう。

 

まずは安全なタクシーの選び方について見ていきましょう。

 

宿泊ホテルなどの施設に手配を依頼

まず、一つ目は、宿泊しているホテルに依頼してタクシーを手配してもらう方法です。

ホテルが手配してくれるタクシー会社はきちんと営業許可の降りている会社なので、トラブルに巻き込まれる可能性が低いといえます。

 

料金は少し割高になってしまう場合もありますが、リスクを考えたら多少高くても安全を取ったほうがいいでしょう。

フロントのスタッフにタクシーを利用したい旨を伝えれば案内してもらえるでしょう。

 

流しのタクシーよりはタクシー乗り場で

道に走っているタクシーを捕まえるより、タクシー乗り場から乗ったほうが安全です。

タクシー乗り場のタクシーも営業許可の降りている会社なので、トラブルに遭う可能性は低いでしょう。

 

しかし、タクシー乗り場でも言葉巧みに偽のタクシー乗り場に案内されたり、本物のタクシー会社そっくりの車や制服を身に着けているケースもあるようなので充分注意しましょう。

また、国によって比較的安全とされているタクシー会社があるので、事前に調べるかもしくは旅行会社やガイドさんに聞いておくといいかもしれません。

 

配車アプリを利用

こちらは国によって異なりますが、配車アプリをダウンロードして使う方法もあります。

アプリによっては行き先を先に入力し、距離や大体の料金も分かったたうえで配車要請をできるアプリもあります。

 

車のナンバーなども記録に残るので、万が一トラブルに遭ったときも安心です。

しかし、偽のアプリ画面で渋滞情報や、誤った金額を見せてきて信用させるといった手の込んだ被害もあるようなので、アプリを利用する際は必ず自分のスマホで操作し、確認しましょう。

 

声掛けによるタクシー利用の勧誘には乗らない

観光客だと分かって、空港や街中で声を掛けてくるタクシーもあります。

国によっては日本語で声を掛けてきたり、適当な料金を提示してきたりする場合もあります。

 

しかし、そういった類の勧誘は営業許可の降りていないいわゆる「白タク」のことが多く、メーターを巧妙に細工していたり最悪の場合は盗難被害や身の危険にさられることもありますので充分に注意しましょう。

 

タクシーに乗る際の注意点

ここまではタクシーの選び方について詳しく書いてきましたが、ここからはタクシーに乗る際に注意したい点をご紹介していきます。

タクシーに乗るときにナンバーや会社名をメモや写真に残しておくことを紹介しましたが、万が一トラブルに巻き込まれたときに、重要な手がかりになる場合もありますので重要です。

 

事前に相場を確認

まずは、その国のタクシー相場をしっかり把握しておきましょう。もちろん国によって値段設定は異なり、料金形態も異なります。

初乗りの料金やワンメーターあたりの料金、深夜料金は何時からかなど旅行前にその国の相場を調べていくことが重要です。

 

そして、タクシーに乗った時点でメーターを確認し、不審な点はないかなどをチェックしましょう。

 

運転手に料金と所要時間を聞いておく

タクシーに乗り、行き先を伝えるときに前もって料金と所要時間を聞いておきましょう。

事前に乗車区間の詳細を調べている場合は、運転手に伝え、間違いはないか確認するのも一手です。

 

そのときに相場より明らかに上乗せされた料金や時間を提示されたりごまかされたりした場合は、利用しないほうがいいでしょう。

 

タクシーでの行先の伝え方【英会話フレーズ】

タクシーに乗ったときに必ず行き先を伝えなければなりませんが、海外なのでもちろん日本語は伝わりません。

そこで、タクシーに乗ったときに使える英会話フレーズをご紹介します。

 

①Could you take me to ○○?
(○○までお願いします。)

②Take me to this address, please/Please take me here.
(ここまで行ってください。)※スマホや地図を見せながら使うフレーズです。

 

このどれかを使えば行き先を伝えることができます。

ただ、海外は有名な場所でも細かい住所を伝えなければ分からない場合が多いので、住所は事前に調べておくと良いでしょう。

 

きちんと伝わったか心配なときは、翻訳アプリを使って伝えたり、走行中も自分のスマホのマップなどで走行位置や行き先を確認しながら乗車したりすると安心です。

 

タクシーでの料金の支払い【英会話フレーズ】

次は料金の支払いときに使える英会話フレーズをご紹介します。

 

①Do you accept credit cards?/Can I use credit cards?
(クレジットカードは使えますか?)

②May I have a receipt, please?
(領収書を頂けますか?)

 

どうしてもクレジットカードで払いたい場合は乗る前に①のフレーズで確認しておきましょう。

 

チップ文化のある国の場合は?

海外では、サービスを受けたらチップを払うという文化の国が多いです。

タクシーでも同様で、支払いの際におつりなどをチップとして渡すのもひとつのマナーになっていることもあるのです。

 

通常、乗車料金の10%~15%のチップを払います。特に大きい荷物がある場合などはチップを渡すことが常識のようです。

そういったときに使えるフレーズをご紹介します。

 

①Keep the change.
(おつりは結構です。)

おつりでチップを賄えるときはこのフレーズが使えますね。

 

②Please give me $○ back.
(○ドルのおつりをください。)

こちらはおつりをチップとするには少し多いときに、チップ分を引いた金額をおつりとして指定するときに使えるフレーズです。

 

まとめ

海外旅行でのタクシー利用についてご紹介しました。

便利な一方、トラブル被害について聞くとタクシーを使うのが心配になってしまいますよね。

 

事前に充分に調べた上で、注意すべきことやその国のマナーを守ればたいていのトラブルは避けられます。

楽しくて充実した旅行になるように、タクシーもうまく利用していきたいですね。

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