インドのおすすめ観光地15選!世界遺産・石窟・寺院などをご紹介

今回はインド旅行へ行ったら見ておくべき世界遺産や石窟、寺院などのおすすめの観光地を紹介します。

 

インドのおすすめ観光地【デリー】


インドの玄関口と言われている首都・デリーは、インディラ・ガンディー国際空港が位置しているため観光客が降り立つ場所です。

デリーは「ニューデリー」と「オールドデリー」に分かれており、観光する場所によってまったく雰囲気が異なるため違いを楽しんでみるのも面白いかもしれません。

 

クトゥブ・ミナール【世界遺産】

ニューデリーの郊外に位置するクトゥブ・ミナールは800年の歴史をもち、奴隷王朝の権力者であるクトゥブッディーン・アイバクが北インドを制圧した際に勝利宣言として建てました。

空に向かって美しく聳え立つ72.5メートルの塔は、世界で最も高いミナレットとして世界遺産に登録されています。

 

クトゥブ・ミナール以外にも、敷地内には未完成のアライ・ミナールや1500年前からある錆びない鉄塔など見どころがたくさんあります。

 

フマーユーン廟【世界遺産】

ムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの王妃ハミーダ・バーヌー・ベーグムが最愛の亡き夫を想い建てた、フマーユーンが眠る霊廟です。

ペルシア人の職人によって造られた左右対象な外観と、赤砂岩と白大理石での赤と白の色彩が美しいです。

 

ペルシアとインドの文化が融合したムガルの美術の先駆けであり、イスラム文化の最高傑作といわれるダージ・マハルに多大なる影響を与えました。

 

レッド・フォート建造物群【世界遺産】

ダージ・マハルを築いた帝王が新しい都に9年もの年月をかけて完成した城です。

建築に赤砂岩が使われていることから、「レッド・フォート」と名付けられました。

 

毎年インドの独立記念日にはこのレッド・フォートで首相演説が行われています。

メインゲートを抜けレッド・フォートに向かうまでに現れる屋内市場は、かつて宮廷から外出することができない女官のためのお店が並んでいましたが、現在では観光客向けのお土産屋さんが立ち並び、賑わしています。

 

モスク・ジャマーマスジット

ダージ・マハルを築いたムガル帝国第5代皇帝がオールド・デリーに建築したインド最大級のモスクです。

25000人を収容でき、イスラム教の礼拝日である金曜日には集団礼拝が行われています。

 

赤砂岩と白大理石の美しいコントラストのモスクは圧巻で、左右にある高さ40メートルのミナレットからはデリーの街並みを一望できます。

 

チャンドニー・チョーク

オールド・デリーの中心にあり、古い歴史をもつ繁華街チャンドニー・チョークは衣類やジュエリー、果物や屋台フード、家電など多種多様なお店がひしめき合い、常にローカル民で賑わっています。

 

インドの民族衣装サリーや、アクセサリーのお店が多くあり、遠方から買いに来るインド人も多いようで、インドのリアルな日常を体験するには最適の場所です。

 

キングダム・オブ・ドリームス(ニューデリー近郊・グルガーオン)

インドのディズニーランドと言われている、ボリウッドミュージカル劇場とアミューズメントパークを融合したテーマパークです。

歌と踊り、映像とのコラボレーションはインド随一で、ワイヤーアクションや豪華な劇場装飾も見どころのひとつです。

 

インドの郷土料理を堪能できるフードコートや、ショッピング施設などが入っています。

 

インドのおすすめ観光地【アーグラ】

アーグラはガンジス川最大の支流であるヤムナー川沿いに位置する都市で、ムガール朝時代の建造物や遺跡がたくさん残っています。

古代より交通の要所として発展し、世界遺産にも登録をされているダージマハル等の多くの観光名所があることから観光客が多く訪れます。

 

タージ・マハル【世界遺産】

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妃ムムターズ・マハルが亡くなった際に埋葬する場所として建てたもので、1983年に世界遺産登録されました。

対岸に自身の霊廟を黒大理石で造り、愛する妃の霊廟と橋を架けることを考えていたシャー・ジャハーンですが、息子の皇位争いの末アーグラ城へ幽閉されてしまい、タージ・マハルへ近づくことも許されず、その願いが叶うことはありませんでした。

 

死後は妃の隣の棺で眠っています。

総大理石で造られた真っ白に聳え立つ完全シンメトリーな外観は世界一美しい霊廟と言われています。

 

アーグラ城塞【世界遺産】

インドを支配したムガール帝国の権力を示す城とされ、3代目皇帝のジャラールッディーン・アクバルの居城として建築されました。

赤茶色に存在感を放つ赤砂岩で建てられた外観は圧巻で、権威があったころにシャー・ジャハーンが増改築したとしたとされている赤砂岩と白大理石の建造物も見どころのひとつです。

 

ファテープルシークリー【世界遺産】

1986年に世界遺産に登録されたインドの定番の観光地のひとつです。

ヒンドゥーとイスラムの建築様式が融合しているため、歴史的価値が高いですが、慢性的な猛暑と水不足により放棄され、完成から僅か14年で廃墟の街となってしまいました。

 

ファテープル・シークリーには宮殿地区、モスク地区の2つがあり、宮殿地区は宮殿などの歴史的建造物が見学でき、モスク地区は礼拝をするための施設、ジャマー・マスジドが大半を占めています。

 

アクバル廟

ムガール帝国の3代目皇帝であるジャラールッディーン・アクバルが自身の墓として作ろうとした霊廟で、多様な宗教を融合しようとしていたアクバル大帝を象徴する建物です。

生前に完成させることが出来なかったため息子があとを引き継ぎ、死後8年経ったときに完成しました。

 

イスラム建築の中にヒンドゥー様式も用いられており、ドーム型ではない屋根が特徴です。

 

マターブ・バーグ

タージ・マハルの対岸に位置している、緑豊かな英国庭園です。

愛する妃のためにタージ・マハルを建築したシャー・ジャハーンが対岸に自身の霊廟を作ろうとした基礎工事跡も残っています。

 

比較的人が少ないため、綺麗に手入れされた緑が美しい庭園や、夕日に照らされる対岸のタージ・マハルを楽しめます。

 

インドのおすすめ観光地【ムンバイ】

インドの西海岸に位置しているムンバイは、インドの経済成長を支えた、インド最大の金融都市と言われています。

英国時代の建物が多く残り、インドと英国文化、様々な宗教の融合を体感出来る観光地です。

 

エローラ石窟群

郊外に位置するエローラ石窟群は、古代三大宗教である仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教が混沌する世界でひとつだけの石窟群で、世界遺産登録されています。

全部で34の石窟寺院があり、その中でも100年以上かけて造られてきたヒンドゥー教の第16窟、カイラサナータ寺院は見どころのひとつです。

 

今もなお残る精密でダイナミックな彫刻の数々は歴史の深さと古代の職人技術の凄まじさを物語っています。

 

エレファンタ石窟群(エレファンタ島)

アラビア海に浮かぶエレファンタ島にあるヒンドゥー教の神・シヴァ神を祀っている石窟群で、インド三大石窟群のひとつです。

エレファンタ石窟群には7つの寺院がありますが、保存状態は悪く、状態が良いままで保たれているのは第1窟のみです。

 

石窟の奥に祀られているシヴァ神の彫刻はヒンドゥー教美術として高い評価を受け、世界遺産登録がされました。

 

ヴィクトリアン・ゴシックとアール・デコの遺産群【世界遺産】

イギリスの植民地時代に都市開発事業として造られたとされる、英国特有のヴィクトリアン様式とインド要素を取り入れた独自のインド・デコとされる建築物が2018年に世界遺産登録されました。

ムンバイの新しい世界遺産として登録されたものは、ビクトリア朝のゴシック建築群を代表とする、高等裁判所やムンバイ大学を入れて9つです。

 

また、アール・デコの建築群が立ち並んでいるアラビア海に面している美しい景観は女王のネックレスと呼ばれており、ドライブに最適です。

 

まとめ

インドの観光地についてご紹介しました。

インドの世界遺産は37つで、都市によって変化するインドの街並みは、古代の文化や宗教を垣間見ることができます。

 

多数の観光スポットがありますので、旅行の前に計画を立ててみてください。

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