東京から飛行機で3時間30分ほどの距離にある台湾。
気軽な海外旅行先として日本人旅行者に大変人気があります。
台湾旅行が初めてなら、どんな服装をすればよいのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなお悩みを一発で解決する台湾旅行のおすすめコーデを季節毎に紹介します!
台湾の気候は日本より少し暖かめ!

台湾は日本よりやや緯度が低く、地図上では沖縄県と非常に近い気候帯に位置しています。
そのため、台湾の気候は一年を通して日本より少し暖かく、服装コーデも暖かい気候に合わせたものがおすすめです。
台北の気候を例に取ると、春秋は、平均気温が23度~25度前後と日本の春秋より高めです。
真夏の平均気温は30度と暑く、日本の東京とほぼ変わりません。
台湾は真冬でも平均気温が15度を下回ることがないので、日本の東京と比べると、かなり暖かく過ごすことができますよ!
台湾は南北に長い形をした島国で、北部の首都台北近郊と南部の高雄周辺では、気温の変化や降水量にも差があります。
台北
台湾の首都「台北」は、年の最高平均気温が30度以上、最低平均気温は15度前後と比較的寒暖差があります。
冬は、上着やコートが必要ですが、それ以外のシーズンは、暖かく過ごしやすい気候です。
花蓮
台湾北東部の沿岸地域に位置する花蓮は、年平均気温は台北に比べてやや低め。海
沿いからの風もあり、台湾の中では湿度はやや低めです。
観光地として人気の九份など、山沿いの地域は雨が多く霧が発生しやすいので、雨具が必須です。
台中
台中エリアは、台北や花蓮に比べると年最低気温がやや高めです。
観光スポットとして人気の日月潭周辺は、高原地帯で霧が多く、朝晩の気温が下がり肌寒く感じるでしょう。
真夏の台中はうだるような暑さで、湿度の高さは沖縄県とほぼ変わりません。
高雄
台湾第2の経済都市として知られる高雄は、台湾南部に位置しています。
年平均気温は20度を下回ることはなく、一年を通して非常に暖かいのが特徴です。
冬でも半袖に薄手の羽織ものぐらいの服装で十分快適に過ごせます。
台南
台湾最南端の都市の一つである台南は、高雄と同じく亜熱帯性気候に属しています。
台南は一年中暖かいので、温暖な気候を生かしてトロピカルフルーツの栽培なども盛んです。
海沿いの南端部はリゾートホテルが多く、年中半袖やノースリーブのような服装で観光できます。
【季節別】台湾旅行にピッタリの服装まとめ
台湾各地の気候の特徴も押さえたところで、ここからは、台湾観光で季節毎におすすめの服装を紹介していきます。
まずは「春の服装」から見ていきましょう。
春の服装(3月~5月)
春の台湾は、観光のベストシーズンの一つ。
3月の最高平均気温は、台北で19度前後と日本の東京よりやや高めとなっています。
この季節の台湾旅行におすすめの服装は、日本の春服よりやや軽めの服装です。
男性におすすめのコーデは、長ズボンに半袖シャツ、そして軽い羽織りものがあるとベター。
女性におすすめのコーデは、パンツ派なら男性と同じく長ズボンに半袖シャツ、トップスにはカーディガンを足しましょう。
足元は、歩きやすいスニーカーやフラットシューズがおすすめです。
台湾北部の観光地は、天気が変わりやすいので、折りたたみ傘を持参すると安心です。
夏の服装(6月~8月)
続いて夏の台湾旅行におすすめの服装を見ていきましょう。
6月~8月にかけての台湾は、一年の中でもっとも気温が高く、日中は30度を越える猛暑日が続きます。
とにかく汗をかきやすすく体力を消耗しますので、涼しい服装を心がけてください。
日本の夏もかなり湿度が高いですが、台湾の湿度の高さは沖縄レベル!
革製品を数日放置しておくとカビが生えるほどの湿気ですので、水濡れに弱い素材には注意が必要です。
また、真夏は低気圧の影響で突然のスコールに見舞われる可能性もあります。雨具は必ず携帯しておきましょう。
夏の台湾旅行におすすめのコーデは、男性なら短パン、半袖にサンダルです。
現地の人は、ビーチサンダルを履いてますが、歩きやすさと安全性を考えると、ストラップのあるサンダルの方が旅行者に人気のようです。
女性におすすめのコーデは、涼しくて一枚でさらっと着られるワンピースにサンダルを合わせてみましょう。
ただし、ホテルや屋内の観光地では、エアコンが効いていてかなり寒い場所もありますので要注意!
ストールや薄手のカーディガンなどを必ずカバンに入れておきましょう。
秋の服装(9月~11月)
9月~11月にかけての台湾のお天気の注意点は、9月、10月頃にやってくる台風です。
日本同様、この季節は台風の影響でかなり天候が不安定ですので、台湾東部を観光したい方は、渡航時期をよく見極めることが肝心です。
秋の台湾は、高原地帯や山岳地帯で霧が発生しやすくなります。
視界が悪く朝晩冷え込む日も出てきますので、寒暖差に注意しましょう。
秋の台湾旅行のおすすめコーデは、男性なら長ズボンに半袖、11月のみ上着をプラスすると良さそうです。
女性におすすめのコーデは、9月ならワンピースに羽織もの、10月下旬から11月にかけては、長ズボンと半袖を基本に上着を持っていくとばっちりです。
冬の服装(12月~2月)
最後に冬の台湾旅行についてですが、台北を旅行するなら冬はかなり寒くなりますので要注意!
現地の人も、長袖や上着を着ている人が多く、夏の服装で行くと大変な目に遭います。
台南や高雄を旅行するなら、日本の春から初夏にかけての服装ぐらいで問題ありません。
北部と南部で服装に差が出る季節ですので、旅行予定地別に服装コーデを考えましょう。
また、冬の台湾旅行の注意点として一つ覚えておいて欲しいのが、山間部の冷え込み対策です。
北部の人気観光スポット「タロコ渓谷」などを観光するなら、厚手のジャケットか冬物の上着が必須です。
冬の台湾旅行におすすめのコーデは、台北旅行なら男性は、長袖、長ズボンにスウェットなどの重ね着を基本にしてください。
また、花蓮など沿岸地域を観光する場合は、海風が強いですので風を通さないウィンドブレイカーがあると便利です。
女性におすすめのコーデは、パンツ派なら長ズボンに長袖を基本に、厚手の上着を羽織りましょう。
スカート派なら、足元はタイツとショートブーツがおすすめです。
台湾南部を観光する場合は、日本の春から初夏の服装が基本です。厚手のジャケットは冬でも必要ありませんので、参考にしてください。
気温以外にも注目!台湾旅行の服装で注意したいポイント
続いては、気温以外に気をつけたい台湾旅行の服装の注意点を見ていきましょう。
夏場も薄手の上着で冷房対策をしよう
台湾旅行の服装は、日本よりはやや軽装で特に夏場は、非常に暑いので薄着で観光地を回る旅行者が大半です。
しかしながら、台湾国内ではこのうだるような暑さ対策として、どこでも冷房がかなり効いています。
宿泊するホテルのお部屋が寒かったり、故旧博物院のような屋内観光スポットもエアコンが効きすぎていたりしています。
屋外はかなり暑いですが、屋内がとにかく寒いですので、薄手の上着を持参するなど、冷房対策は忘れずに!
急な雨にも対応できるようにしておこう
台湾旅行の服装についてもう一つの注意点は、急な雨に対応できるような準備をしておくということです。
亜熱帯性気候に属している台湾では、日本の夏に比べて積乱雲が発生しやすく激しいスコールに見舞われることもしばしば。
レインコートか撥水タイプの薄手のウィンドブレイカーと折りたたみ傘は必ずカバンに入れておきましょう。
また、台湾旅行者に一番人気のある観光地「九份」では、一年のうちなんと200日以上も雨が降ると言われています。
お天気が不安定ですので、必ず雨具を持って観光しましょう。
九份は、雨が降ると坂道が滑りやすくなるため、転倒の危険があります。
必ず歩きやすい靴を履いて観光してください。
標高が高い場所は気温も下がる
最後に台湾各地を観光する場合の服装の注意点です。
台湾は山岳地帯が多い島国ですので、北部の景勝地タロコ渓谷や中部の日月潭をはじめ、南部の嘉義など、標高が高い地域にも観光スポットが点在しています。
北部の人気観光スポット「九份 」や「猫空」地域ぐらいの標高でも、気温が下がりやすく急に肌寒く感じられる場合があります。
コンパクトにたためる薄手の上着などで適宜調節できるようにしておくのがよいでしょう。
台湾では日本と同じコーデで問題なし!
季節毎に台湾旅行のおすすめのコーデをご紹介してきました。
現地の人と同じく、カジュアルで気取らない雰囲気の服装なら、あからさまに旅行者と分かることもなく、安心して観光を楽しめます。
夜市や観光地でも安く服が買える!
海外旅行の楽しみと言えば、旅先でお土産を買うこともその一つ。
もし、着替えが足りなくなったり、急な天候の変化で服が必要になったら、観光地や夜市を利用して服を買い足すのもおすすめです。
台北で人気の「士林夜市」では、Tシャツ1枚100台湾ドル(約350円)ほどで販売されています。
5枚まとめ買いすると1枚無料など、とにかく安く購入できます。台湾ならではのパロディTシャツ等、旅の記念に購入してみてはいかがでしょうか?
まとめ
台湾旅行の服装について、季節毎のおすすめコーデや注意点を紹介しました。
台湾観光の服装は、基本的に日本の服装と同じでOKです。
現地の人もカジュアルでラフな服装が多く、レストランなどでもドレスコードがそれほど厳しい場所はありません。
台湾旅行で服装の注意点として覚えておきたいのは、急な雨、夏の冷房対策、そして山岳地域の寒暖差の3つです。
季節に合わせた自分らしい装いで、快適な台湾旅行をお楽しみください!