香港では、最近デモが頻発しており、治安面が不安だと思います。
しかし、結論から言うと、デモ隊にさえ近づかなければさほど問題はありません。
外務省の海外の危険・スポット・広域情報のページにおいて、香港はレベル1に引き上げられています。
しかし、世界的に見れば、依然治安良好であることに変わりはありませんので、ご安心下さい。
今回は、香港の治安に関する最新情報や、トラブルに巻き込まれないための方法などを解説していきます。
【2019年10月現在】香港の治安は△まだまだデモが続いているため注意が必要
香港の治安は世界全体で見れば、とても良い部類に入ります。
しかし、最近のデモの影響により、治安が多少悪化していることには間違いありません。
特に、デモが起きている場合には細心の注意が必要です。
香港ではデモ隊と警察との衝突にはくれぐれも巻き込まれないよう、事前にデモに関する最新情報を調べておく必要があるでしょう。
デモの情報やSNSや領事館のHPでチェック
デモについての情報を事前に調べておくことで、トラブルに対処することができます。
デモの情報は、SNSや「在香港日本国総領事館のホームページ」で調べることができます。
SNSでは、特にTwitterの「香港デモ情報」がオススメです。
在香港日本国総領事館のホームページでは、「香港の安全の手引き」に、香港で安全に過ごすための資料があるため、こちらも確認しておきましょう。
デモが起こったらデモ隊には近づかないようにする
デモ隊に近づくのは非常に危険です。
警官隊との衝突は突如として起こり、一度巻き込まれるとその場から離れることも難しくなります。
デモ隊を見かけたり、デモが起こる兆候を見かけた場合は、決して近づかずその場を離れましょう。
最近では、デモ隊の近くにいた一般市民が抗議者と間違われて逮捕されるケースもあるので、二次的なトラブルに見舞われる可能性もあります。
香港旅行で犯罪やトラブルに巻き込まれないためのポイント6つ
デモ以外にも、香港旅行で気をつけておきたいポイントを確認していきましょう。
観光の中心地ではスリ・置き引きに警戒する
香港の観光地では、スリや・置き引きに警戒する必要があります。
香港はとにかく人が多いため、気づかずに被害にあうことも多いのが実情です。
スリ対策としては、ファスナー付きのショルダーバッグなど、身体の前で持てる物だと便利です。
置き引きを防ぐには、トイレで席を外れる際は、荷物を持っていくようにしましょう。
貴重品などはあまり持ち歩かないことが大切です。
レシートや領収書は捨てずに取っておく
香港観光協会の看板を掲げているお店では、買い物客にレシートや領収書を渡すことが義務になっています。
買い物をした場合は、レシートか領収書をもらうようにしましょう。
万が一商品に問題があるときにレシートか領収書があれば、商品を返品か交換することができます。
どちらか持っていれば、商品に問題があったときも安心です。
ブランドのコピー品は買わない
屋台などでは、香港はブランドのコピー品が多く販売されており、知らぬうちに手にしてしまう可能性もあります。
日本に帰国する際にコピー品の持ち込みは禁止されていますので、決して買わないようにしましょう。
タクシーでは請求金額が妥当か確認する
香港ではタクシーを使うことが多いので、タクシーの請求金額について理解する必要があります。
タクシーは基本的に初乗りの場合は、2キロで20香港ドル(約270円)と、日本に比べると安めに設定されています。
必ずメーターを回してもらい、走行中もタクシーの料金が適正に算出されているか確認しましょう。
ぼったくりの被害こそ少ないですが、万が一の場合に備え注意しておくのが大切です。
香港タクシーの仕組み
香港のタクシーは赤、緑、青の3種類の色があり、営業区域に応じて塗装されています。
赤色のタクシー | ランタオ島南部を除く香港全域 |
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緑色のタクシー | 新界(ニューテリトリー)エリアのみ |
青色のタクシー | ランタオ島内のみ |
タクシーに乗る際は、必ず色を確認してから乗りましょう。
ただし、香港国際空港と香港ディズニーランドのみは、どの車体の色でも乗ることができます。
また、運転手がおつりを全額支払う義務はありません。
高額紙幣での支払いは控え、できるだけ細かいお金を持っておくようにしましょう。
マッサージ店はある程度ふるいにかけて訪問する
香港のマッサージ店は、日本と比べ安い料金で利用できます。
しかし、マッサージは世界共通でセクハラなどが起こる危険性がありますので、充分に注意しましょう。
特に安いお店では、うまく言葉が通じなかったり、不衛生な可能性もあります。
値段だけで選ぶことはせず、ある程度ふるいにかけるようにしましょう。
海外旅行保険に加入する
香港に旅行に行く場合は、海外旅行保険に入りましょう。
保険に加入していれば、持ち物が盗まれる、壊れるなどにあった場合の携行品損害、ケガや病気などの傷害など、さまざまなトラブルを保証してくれます。
ゴールドカードならさらに手厚い保険がついています。
また、海外旅行保険は、出発直前でも、空港のカウンターや自動販売機で簡単に加入できます。
事前に加入ができなかった場合は、空港で加入しておきましょう。
ズバリ!香港旅行できをつけるべきエリアとは?
以下のエリアに観光で行く場合は、他の場所よりも少しだけ気をつけておきましょう。
彌敦道(ネイザン・ロード)
彌敦道は、香港で1番の繁華街といわれていて、観光地としてもメジャーな通りです。
しかしその一方で、ぼったくりやスリ、置き引きといった軽犯罪も度々報告されており、他の場所に比べてトラブルに遭う可能性が高くなっています。
特に、客引きで料金をぼったくられたり、質の低い偽ブランド品を売りつけられたりすることが多いので、くれぐれも気を付けましょう。
重慶大廈(チョンキンマンション)
重慶大廈は、弥敦道にある5棟からなる建物です。
昔は「犯罪の温床」などと称されていましたが、今では治安はかなり改善されています。
しかし、依然として客引きなどによる詐欺やぼったくり被害は残っているため、注意する必要があります。
客引きにしつこく話しかけられても無視をして、その場を離れましょう。
まとめ
香港は治安もよくて安全な街ですが、デモの影響で治安が少々低下しています。デモの情報を集めてから香港に行くことが大事です。
情報自体はSNSや外務省の海外安全ホームページで見ることができます。デモの影響で危険な場合は、行くことをオススメしません。
安全に旅行をしたいのなら、正しい情報を集めて日程を決めるようにしましょう。
香港に行こうか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。