香港の入国方法まとめ!必要書類や審査の流れ、中国・マカオから入国する方法もあわせて解説

日本からの直行便も多く、気軽な旅行先として人気の香港。

周辺には、世界遺産が豊富なマカオや経済都市として発展を続ける深センなどもあり、2都市周遊で観光する方も多くなっています。

 

海外旅行で目的地に到着したら、真っ先に行うのが入国審査ですが、国によって手続きの手順が異なりますので、事前確認がマスト!

今回は、香港の入国書類の書き方のほか、入国の流れを空路、陸路、フェリーの3つに分けて解説します。

 

香港の入国には2つの書類が必要

まずは、香港入国手続きに必要となる書類から確認していきましょう。

 

パスポート

香港入国の手続きでは、必ずパスポートの提示が求められます。

日本国旅券をお持ちの方で、香港に1ヶ月以上滞在する場合は、パスポートの有効期限が3ヶ月以上必要です。

 

渡航前に必ずパスポートの有効期限を確認しましょう!

 

香港の出入国カード

香港の出入国カードに記載する項目は以下の通り。

 

<入国カード>
 Family Name:姓
 Given names:名
 Sex:性別 男性 –M / 女性 F
 Travel document No.:パスポート番号
 Place and date of issue:パスポート発行地
 Nationality:国籍 JAPAN
 Date of birth:誕生日
 Place of birth:出生地
 Address in Hong Kong:ホテル名など連絡がつく滞在先
 Home address:自宅住所
 Flight No./Ship’s name:便名
 From:搭乗地
 Signature of traveler:サイン
<出国カード>
 Flight No./Ship’s name:便名
 Signature of traveler : サイン
 Destination:目的地

 

記入欄は必ずアルファベットの大文字で記入しましょう。

 

観光で90日以内の滞在ならVISAは不要

続いて入国ビザについてですが、香港では観光目的での入国で90日以内の滞在ならVISAの申請は必要ありません。

 

香港の入国審査の流れ

それでは、いよいよ香港入国審査の流れを見ていきましょう!

 

1:飛行機の中で出入国カードを記入しておく

利用する航空会社にもよりますが、香港へ向かう飛行機の機内で「入国カード」が配布されます。

空港でも記入はできますが、入国審査のカウンターはかなり混雑しているので、機内で記入を済ませておくのがおすすめです。

 

稀にLCCを利用したときに、機内で入国カードが配布されない場合がありますが、その際は入国カウンターの手前で入手できますのでご安心ください!

 

2:飛行機を降りて入国審査に向かう

飛行機が到着したら入国審査へと向かいます。

案内表示は中国語で「入境検査」、英語で「Immigration」と表示されていますので、このサインに沿って進めば大丈夫です。

 

3:入国審査管にパスポートと出入国カードを渡す

入国審査カウンターの手前に体温チェックのセンサーがありますので、まずはここを通過します。

通り過ぎたら「訪港旅客」(Visitors)のカウンターに並びましょう。

 

自分の順番が来たら、パスポートと事前に記入を済ませた入国カードを係官に渡します。

パスポートの確認が終わると出国カードが渡されますので、パスポートと一緒に保管しておきましょう。

 

4:預けていた荷物を受け取る

出国カードとパスポートを受け取ったら、次は預けていた手荷物を受けとりましょう。

乗ってきた便名が電光掲示板に一覧で表示されています。

 

5:到着ロビーへ向かう

手荷物を取ったら次は税関のカウンターを通過します。

申告するものがある場合は赤色のゲートを、申告するものがない場合は緑色のゲートを通過してください。

 

香港への持ち込みが制限されているもの

香港入国の際は以下のアイテムに持ち込み制限がありますので、規程以上の量を持ち込む場合は税関での申告が必要です。

 

 ・紙巻タバコ19本まで
 ・葉巻1本(もしくは複数の葉巻の総量)25グラムまで
 ・その他のタバコ25グラムまで
 ・アルコール・酒類 度数30%以上は1リットルまで
 (18歳以上で、個人利用のみ)

 

上記のアイテムを所持しながら申告しないと、高額の罰金を取られますのでご注意ください!

 

香港への持ち込みが禁止されているもの

香港では、以下のアイテムの持ち込みが禁止されています。

 ・危険な薬物
 ・武器
 ・動物
 ・植物
 ・絶滅の危機に瀕している動植物
 ・食肉
 ・家禽
 ・護身用具(催涙スプレーなど)

 

空港で他の人の手荷物を預かったりすることのないように気をつけましょう。

 

中国・マカオから香港に入国(入境)する方法

続いては、中国やマカオから香港に入国する方法を見ていきましょう。

 

中国から香港へ陸路で入国する

まず、中国から陸路で香港に入国する方法からですが、高速鉄道(新幹線と同様)やバスを利用して入国することができます。

陸路で香港へ入国する際、アクセスポイントとなる都市は、羅湖、福田、深セン湾、皇崗、沙頭角などです。

 

陸路で入国する場合も入国管理局では、必ずパスポートの提示が必要となります。絶対失くさないように気をつけて下さい!

 

マカオから香港へフェリーで入国する

マカオから香港にフェリーで入国するには、「外港客運碼頭(Outer Harbour Ferry Terminal)」「氹仔客運碼頭(Taipa Ferry Terminal)」のいずれかのフェリーターミナルを利用します。

「外港客運碼頭(Outer Harbour Ferry Terminal)」は、世界遺産が集まっているマカオ島に位置しており、 通称「マカオフェリーターミナル」と呼ばれています。

 

「氹仔客運碼頭(Taipa Ferry Terminal)」は、マカオ国際空港の近くにあるタイパ地区に位置しており、こちらの方が新しいターミナルです。

どちらのフェリーターミナルから出発しても、行き先は「香港空港」「香港島」「九龍」の3ヶ所になっており、所要時間はほぼ同じぐらいです。

 

香港とマカオは別の国ですので、フェリーに乗船する前に入国審査があります

ここではパスポートの提示が求められ、香港入国時に受け取った出国カードの半券も必要ですので、失くさないように気をつけましょうね!

 

まとめ

香港の入国手続き方法を紹介しました。香港入国の際は、空路、陸路、フェリーを問わず必ずパスポートの提示が必要です。

出入国カードは、マカオや中国本土から陸路で入国する際にも、記入が義務付けられていますので、忘れずに準備しておきましょう。

 

香港の入国審査手続きはこれでばっちり!楽しい旅になりますように!

 

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