モンゴル旅行の服装をチェック!ゲルやキャンプでの注意ポイントも解説します

壮大な自然に遊牧民、出身力士の活躍など、皆さんはモンゴルについてどんな印象を抱いていますか?

「一生に一度は訪れたい場所」「恵み豊かで美しい自然が残る土地」といわれるモンゴル。
一度は訪れたくなりますよね?

 

この記事ではモンゴル旅行を検討している方のために、モンゴル旅行に行く際の服装をキャンプやゲルなどのアウトドアでの活動を踏まえてご紹介していきます。

それぞれの季節の注意点も合わせて記載しているのでぜひ最後までご覧ください。

 

モンゴルは涼しく乾燥した気候!

ユーラシア大陸に位置するモンゴルは、大陸性気候で、一年を通して乾燥した気候です。

観光のベストシーズンは、比較的暖かい7月から9月前半といわれています。

 

モンゴルにも四季があり、次のような特徴があります。

 

【モンゴルの四季の特徴】


(ハワル)
10℃位まで日中は気温が上がる
常に気候が不安定で、半袖で過ごせていたのに翌日は雪が降ることも
雨や吹雪なども起こるため、この時期の訪問はあまりオススメできません
また砂ぼこりが舞いやすく衣類や靴が汚れやすいので注意

(ゾン)
日中最高気温が35℃近くまで上昇します
しかし、日陰に入ればそこまで暑さを感じることはありません
観光に適した季節ですが朝晩は冷え込むので防寒対策は必要
また、日差しが非常に強いので、紫外線対策も十分行う

(ナマル)
最高気温は20度まで上がり日中はとても過ごしやすい季節
しかし朝晩は氷点下まで冷え込むので注意が必要
日中は長袖一枚で過ごせますが、朝晩用にジャケットを準備する

(ウブル)
モンゴルの冬はとても長く、最低気温も-30度と非常に厳しい寒さ
日本では体験することない寒さなので、事前に完璧な防寒対策が必要
耳当てや厚手の手袋など、高機能な防寒用具が活躍

 

砂漠化も深刻化している

 

最近では新たな環境問題としてモンゴル国土の砂漠化が叫ばれています。

カシミアなどの市場での普及により、ヤギなどの過放牧によって草原の面積が徐々に失われつつあるのです。

 

過去30年の間に国土の25%が砂漠化し、約850もの湖や2千本以上の川が枯渇したとされており、全国民の25%を占める遊牧民の生活も今後危ぶまれています。

 

【季節別】モンゴル旅行にピッタリの服装まとめ

季節ごとや用途に分けながらオススメの服装をご紹介します。

 

春の服装(3月~5月)

 

モンゴルの春はとても気候の変化が激しく、常に温度調整できるようにしておくことをオススメします。

基本は長袖のTシャツやブラウスなどに薄手のブルゾンや上着を羽織る感じで、冷え込むようなら厚手のジャケットやダウンなども更に必要です。

 

また砂ぼこりもよく起きるので、フード付きのパーカーなどで顔をガードするとよいでしょう。

 

ゲルに滞在する場合昼間当たった各手も朝方はとても冷えるので、厚手のアウターやダウンは必ず持参するようにしてください。

 

オススメアイテム
長袖トレーナー・フリースジャケット

 

夏の服装(6月~8月)

 

まさに観光のベストシーズンでもあるモンゴルの夏の服装は、観光客であふれます。

乾燥しているため、暑い夏でも日陰では涼しく感じます。

 

この時期一番大切なのが紫外線対策です。

 

草原やゲルなどに滞在する場合、遮るものがないので直射日光を受けてしまいます。

サングラスや帽子・日焼け止めは必ず持参するようにしてください。

 

夏といっても朝晩は冷え込むので長袖のトレーナーや薄手のブルゾンなどを持参するようにしてください。

 

オススメアイテム
ウルトラライトダウンジャケット・折り畳みレインコート

 

秋の服装(9月~11月)

 

日本の気候であれば11~1月を想定してください。

空気がとても乾燥していて、昼夜の寒暖差が日本より激しいので、寒く感じるかもしれません。

 

9月下旬からは雪も降りだすのでインナーにヒートテックを着用して、厚手のジャケットにマフラー・手袋など日本の冬の標準的な装備が必要です。

 

オススメアイテム
ヒートテック・トレッキングパンツ・厚手のマウンテンジャケット

 

冬の服装(12月~2月)

 

極寒期ともいわれる真冬のこの季節にモンゴルを訪れる際は、完全な防寒対策を準備していく必要があります。

最低気温が-30℃近くまで下がるので、ヒートテックなどのインナーを数枚着た上にセーターやフリースを着用し、厚手のダウンやコートなどを着るようにしてください。

 

また、足元にも気を付けるようにしてください。

通常のスノーブーツではモンゴルの寒さには耐えられないので、裏起毛付きで、できるだけ厚底タイプを選ぶようにします。

 

真冬のモンゴルの防寒対策はやりすぎはないと考えて大丈夫です。

 

オススメアイテム
厚手のファー付きダウンジャケット・厚底ブーツ(裏起毛)

 

モンゴル旅行の服装で注意したいポイント

季節ごとの服装のアドバイスに次は、見落としがちな注意ポイントをまとめてみました。

 

夏場も上着を用意しよう

 

日本の比較的おだやかな気候と違い、寒暖差がモンゴルはとても激しいです。

朝方ゲルやホテルの部屋で凍えることがないよう、夏の旅行でも上着を何枚か必ず持参してください。

 

真夏の8月でも最高気温が22℃に対して最低気温は10℃になるなど、12℃も寒暖差があります。

日本の8月の寒暖差が6℃に対してモンゴルは倍以上の差があるので慣れないと体調も崩しやすくなってしまいます。

 

急な雨にも対応できるようにしておこう

 

大陸性の乾燥気候ですが、季節によっては雨も降るので注意が必要です。

7~9月の夏から秋の初めにかけては、一年で一番雨が降りやすい時期です。

 

この時期には朝晩にスコールのような雨が突然降りだすので、折り畳み傘や軽めのレインコートなどを持参するようにしましょう。

 

現地での調達ができないことも考えて準備しよう

 

モンゴルも都市部では、流通機能が発達していて、物もたくさんありますが、ゲルステイやキャンプなど、大自然の中では物の調達が難しいです。

ユニクロの店舗はないのでヒートテックはもちろんのこと、機能性の高いブーツや衣類・登山・キャンプ用品などは日本のお店で購入して持参するようにしましょう。

 

ちなみに、モンゴル国内では英語が通じにくいです。
現地調達の際はモンゴル語を話す覚悟で行ってみてください!

 

まとめ

 

ユーラシア大陸の内陸部に位置していて、他のアジアの国と比べても、かなり厳しい環境であることがご理解いただけたかと思います。

写真やネットを見て「ゲルステイってかわいいなあ」などと思った方も、現地でつらい思いをしないよう日本での準備は万端にしてお出かけください。

 

①夏場でも寒暖差が激しいので上着は何枚か持参
②春のモンゴルは突然の雨や砂ぼこりに注意が必要
③秋になると朝方氷点下に達するので要注意
④真冬の装備は準備し過ぎ位で丁度よいと考える
⑤現地調達は難しいと考え、日本国内での準備は万全に
⑥突然の雨に備えて雨具も入れておく

 

とにかく寒暖差がポイントで、いかにこまめに温度調節できるかが、モンゴル旅行を快適に過ごすカギです。

ぜひ万全の準備で、大草原での乗馬や、ゲルでの民泊体験を満喫してください!

 

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