大自然というイメージが強く、観光としてはアジア圏の中では印象が薄いモンゴルですが、実はたくさんの観光スポットととしての魅力が詰まっています。
景色いっぱいに広がる大草原、見渡す限り満点の星空、日本ではなかなか見ることができない景色が堪能できます。
今回は知れば知るほど行ってみたくなるモンゴルの観光スポットを紹介致します!
モンゴルのおすすめ観光地17選!
大草原などの壮大な自然のイメージが強いモンゴルですが、首都のウランバートルは日本と同じように発展してきている都市なのです。
大自然の中で伝統的な文化と都市部で近代的な文化のどちらも楽しめるモンゴルのおすすめ観光地を並べてみました。
テレルジ国立公園(ウランバートル)
モンゴルならではの珍しい動物・ヤクを見ることができたり、乗馬体験で川を渡れたり、ゲルで宿泊ができたりなどモンゴルの魅力がたくさん詰まった公園です。
テレルジ国立公園のシンボルとも言われる「亀石」の存在感も見どころです。
チンギス・ハーン広場(ウランバートル)
ウランバートルの中枢と言われる広場で、政府宮殿、モンゴル国立オペラ劇場、銀行や郵便局に囲まれています。
観光客だけでなく家族連れやカップル、結婚式の写真を撮る人などで賑わっており、ライトアップされる夜は特に綺麗です。
チンギス・ハーン騎馬像(ウランバートル)
広大なモンゴル高原にそびえ立つチンギス・ハーンの巨像は全長は約40mで世界最大級の大きさで台座だけでも約12mあります。
テーマパークとなっており、パーク内の資料館にはギネス認定の巨大なブーツのモニュメントが入り口に飾られていて迫力があります。
ボグド・ハーン宮殿博物館(ウランバートル)
1893年から1905年にかけて建造された木組み方式の宮殿で、モンゴルの歴代の王様の生活様式や建築・宗教を含めた文化を学ぶことができます。
博物館内には、モンゴル仏教の歴史と20世紀当時の政治や外交を学べる展示物が陳列されています。
ヒョウの毛皮で覆われたゲルやロシア皇帝から贈られた銀食器などを間近で見ることが可能です。
国立民族歴史博物館(ウランバートル)
ウランバートル市の中心、国会議事堂のすぐ西側にあります。
モンゴルの歴史、発掘物、さまざまな民族の伝統衣装、遊牧民の生活、モンゴル近代化、民主化への歩みがわかる博物館です。
建物は3階まであり、考古学コーナーやモンゴル帝国時代コーナーなどコーナー別に別れて展示されていて見やすさも見応えも抜群です。
チンギスハーンのグッズ等お土産品も販売されており、観光するなら行っておきたいスポットです。
ガンダンテクチェンリン僧院(ウランバートル)
通称ガンダン寺と言われており、モンゴルにおける仏教界の最高学府とされている寺院です。
ウランバートル市民にとっては支えの場所であり、参拝客が絶えずやって来ます。
観世音菩薩像は1990年の民主化を機に再建された世界最大級の屋内建立された大仏です。
敷地内には多くの写真屋がいて、合成写真でダライラマと一緒に写真が撮れる人気サービスがあります。
ザイサン記念碑(ウランバートル)
ザイサン・トルゴイとも呼ばれる丘の上にある第二次世界大戦の戦勝記念碑でウランバートルの主要観光地です。
入口には戦車のモニュメントがあり、丘を登るとウランバートルを一望することができて、素晴らしい景色に巡り合えます。
頂上は展望台になっており、展望台を囲むように歴史を感じるモザイク画が施されています。
政府宮殿(ウランバートル)
チンギス・ハーン広場の向かいに建てられているモンゴルの国会議事堂で、建物の存在感に圧倒される建造物です。
正面にあるチンギス・ハーンの巨象のみならず、内部では政治歴史の展示を見ることができます。
宮殿の前には民族衣装を着た勇ましい姿の儀仗兵がおり、記念撮影をお願いすることもできます。
チョイジンラマ寺院博物館(ウランバートル)
もともとは、1908年に8代ジェプツンダンバ・ホトクトのボグド・ハーンの弟のために建てられた寺院であったのが、共産主義によって博物館になりました。
ツァム(仮面舞踏)が最後に行われた寺院でもあり、仮面がたくさん展示されています。
地獄絵図等も展示されており、数多くの興味深い作品を見ることができます。
ナラントール・ザハ(ウランバートル)
モンゴル最大の市場であり、ここに来れば手に入らないものはないくらい品揃えが豊富で見て歩くだけでも楽しめる観光スポットです。
家具、家電、馬具や牧畜作業その他いろいろ必要な物は何でもあり、観光客や都市部の人達だけではなく遊牧民の人達も集まる活気ある市場です。
メルクーリ市場(ウランバートル)
世界の食材が揃い、品質安全で品数も豊富なので、食べ物にこだわりのあるモンゴル人やモンゴルに住む外国人が集まる市場です。
子豚や羊まるごと一頭が並べられていたり、珍しい中国食材が売られていたりと見ているだけでも楽しめます。
可愛い包装紙のお菓子なども量り売りされているので、ちょっとしたお土産を買うのに利用するのにもおすすめです。
エルデニゾー寺院(カラコルム)
カラコルムにあるモンゴル最古のチベット仏教寺院で、建築にはカラコルムの宮殿の資材を再利用して建てられています。
チベット仏教らしい鮮やかな彩色の壁画や仏画などが展示されていたり、髑髏をモチーフした日本ではなかなか見られない仏様などもいます。
カラコルム博物館(カラコルム)
この博物館は日本政府の無償資金援助で建設されています。
遺跡の発掘にも日本が協力していた関係で、展示物には日本語表記されているものもあります。
とても精巧に作られたカラコルムのジオラマはカラコルム博物館の中でも特に人気があります。
遊牧民の子供たちが作ったアクセサリーが売っているお土産コーナーもあり買い物も楽しめます。
オルホン渓谷(アルハンガイ県、ウブルハンガイ県)
2000年以上に渡り育まれた遊牧民の伝統の証に数多くの遺跡が点在しており、2004年にユネスコの世界遺産に登録されています。
モンゴルの大自然を楽しむことができて、モンゴル最大と言われるオルホンの滝の壮大さには圧倒されること間違いなしです。
フブスグル湖国立公園(フブスグル県)
山岳に囲まれた澄んだ湖の景観が美しいことからフブスグル湖一帯は「モンゴルのスイス」という愛称で呼ばれている、今話題の観光スポットです。
春夏は彩色豊かな草花、秋は黄金色の美しい景色、冬は歩けるほどの厚い氷に覆われるなど季節によって様々な姿を見せてくれる湖がある公園です。
アルタイ山脈の岩絵群(バヤンウルギー県)
モンゴル・アルタイ山脈のバヤン・ウルギー県にある3箇所の岩絵遺跡群で、モンゴルの世界遺産になっています。
モンゴルの文明の発展の様子が12000年以上に渡って描かれている岩絵群で、人々の歴史がよくわかる観光スポットです。
南ゴビ砂漠(ゴビ・アルタイ県)
モンゴル語でまばらな短い草が生えている土地という意味の「ゴビ」という名の通り、砂漠なのに草木が生えており珍しい動植物も観賞ことができます。
ラクダに乗る体験などもあり、ゴビ砂漠を満喫することができます。
モンゴルのおすすめ体験4選!
日本ではなかなかできないモンゴルでの体験スポットを厳選して4つ、ご紹介します。
モンゴル遊牧民の移動式住居「ゲル」に宿泊体験
大草原に囲まれて、夜には満点の星空を眺めながら遊牧民気分を味わえるゲルに泊まるのはモンゴル旅行には欠かせない醍醐味です。
ゲル宿泊はテレルジ国立公園で体験ができます。
モンゴルの大草原を駆け抜ける「乗馬」体験
モンゴルの果てしなく続く草原と、広大な空を眺めながら馬に乗って走るのは最高のひとときになりますよね。
乗馬付きのツアーを申し込むと、日本語と乗馬が分かる現地ガイドさんが付いてくれて快適な乗馬の旅を楽しむことができます。
カザフ族の伝統「鷹匠」体験
バヤンウルギーで暮らすカザフ民族はイヌワシを使った狩りで有名です。
現地の鷹匠から鷹狩りのレッスンを受け、実際に一緒に鷹狩りの体験へ出かけることのできるツアーがあります。
極寒のモンゴルで「犬ぞり」体験(冬限定)
大草原のイメージが強いモンゴルですが、冬は極寒の地で見渡す限り真っ白の雪原になります。
そんな極寒のモンゴルで凍った川の上や雪原を疾走する犬ぞりの体験がテレルジ公園でできます。
たくさんのハスキー犬が尻尾を振りながらそりを引く姿は犬好きには堪らない体験です。
“日本でできるモンゴル体験って?
那須高原(https://www.tenger.jp/)という施設で、ゲルの宿泊体験はもちろん、モンゴルの伝統的な楽器「馬頭琴」の音色を毎日行われるコンサートで聴くことができます。
他にも、民族衣装を着ることができたり、ゲルの組み立て体験(予約必須)などもあり、日本にいながらモンゴルをたっぷり満喫できます。
まとめ
大自然でも都市部でも日本ではなかなか体験ができない魅力がいっぱいのモンゴルはいかがでしたか。
広大な自然やモンゴルの歴史・現地の生活に触れてみたい方は是非一度訪れてみて下さい。