微笑みの国と言われているイメージ通り、ゆったりとした南国の地「タイ」は、観光としての魅力が満載です。
アジアを代表するビーチリゾートや遺産や寺院、宮殿など自然も歴史も感じられる見どころがたくさんありすぎてどこに行くか迷ってしまいますね。
首都からほど近い観光地や、国内線・列車を使って半日かけてでも行きたい観光スポットをまとめてみました。
【首都バンコクからのアクセス◎】タイ観光の見どころスポット
まずはタイの首都であり、大都市であるバンコクからのアクセスが良く、気軽に行きやすい観光スポットをご紹介します。
3大寺院の一つ「ワット・アルン」
タイを代表する寺院の一つであり、夕暮れ時の姿がとても美しく、別名「暁の寺」と呼ばれています。
仏塔には色彩豊かで可愛いレリーフが施されており、その模様・形・神様の表情などじっくり見れば見る程、味わい深くて必見です。
夜はライトアップされてドラマチックな夜景が見れる一方で、朝焼けの景色も絶景で人気があり、一日を通して景色を楽しめるスポットです。
涅槃仏(ねはんぶつ)「ワット・ポー」
全長46m、高さ15mにも及ぶ巨大な涅槃像が有名なバンコクで最古の寺院で、「ワット・アルン」と並ぶ三大寺院の一つです。
涅槃物の足裏には仏陀に関する108の絵が螺鈿細工という貝殻を使用した技法で描かれています。
背中側には煩悩を表す108の壺が置かれていて、小銭を入れることでそれぞれの煩悩を払うことができると言われています。
タイ古式マッサージの学校があり、そこの学生が行う本場のマッサージを体験ができます。
また、ミサンガや美術工芸品などのタイならではの物が買えるお土産屋さんもあり観光の魅力が詰まっています。
格式高い「ワット・プラケオ」
王宮敷地内に王室専用として建てられた、とても輝かしい黄金色の寺院で、中に入ると巨大な鬼神ヤック、猿神モックが居たりとタイらしさが感じられる場所です。
本堂には、ヒスイで造られた美しい「エメラルド仏」が安置されており、国民から崇拝されています。
露出度の高い服装では行けないですが、そんな服装の人たち向けへ服装レンタルもあります。
世界一の高さのルーフトップバー「シロッコ」
世界で最も高いところにあると言われるルーフトップバーで、5つ星ホテル「ルブアホテル」の63Fにあります。
ホテルからバーが突き出ていて、高層ビルから美しい夜景を眺めながら、なかなかのスリルを感じながら立ち飲みができます。
ドレスコードがバンコクのルーフトップバーの中では一番厳しいと言われているため、思いっきりお洒落して行きましょう。
恋愛成就「トリムルティの祠」
セントラルワールドプラザすぐ横にあり、恋愛の神様として現地の恋する若い男女に人気のパワースポットとなっています。
いつも賑わってはいますが、木曜の夜9時に赤い薔薇と線香を9本ずつ捧げて祈ると恋が叶うと言われており、その時間は特に盛り上がっています。
ショッピング街のそばにあるので買い物ついでに訪れることもでき、夜はライトアップもされています。
シルク王の失踪後の住まい「ジム・トンプソンの家」
銀座にも店舗がある有名なタイシルクのブランド「ジム・トンプソン」の創設者の家が博物館となっています。
ジム・トンプソンが集めた美術品を閲覧できるのはもちろんのこと、家の中の部屋も見物できて、当時の彼の生活の様子をイメージすることができます。
もちろん「ジム・トンプソン」の商品をお土産に買うこともできますし、併設のレストランもなかなか評判の良いところでおすすめです。
美しい木造建築「ウィマンメーク宮殿」※内部階層中のため外観のみ
ラーマ5世が実際に住んでいた宮殿で、3階までほぼ耐久性が高く艶の出るチーク材が使われており、世界的にも希少価値のある建築です。
建物内では様々な国のアンティークの磁器、クリスタルなどの美術品や、浴室にはタイ最初のシャワーが展示されています。
他にも敷地内には、当時使われていた馬車の展示や古時計の博物館、王室記念写真博物館などがあり、見応えがあるものがたくさんあります。
大理石の大宮殿「アナンタ・サマーコム宮殿」
国会議事堂として使われていたこともある、イタリアの建築家がルネサンス様式で設計した見事な大理石の宮殿です。
中央の大きなドームを含めて7つのドームが建てられており、天井にはフレスコ画で歴代の王様が描かれており外観も屋内も十分に楽しめます。
服装は男性は長袖、長ズボンで大丈夫なのですが、女性はズボンNGなのでロングスカート必須です。
お参りするなら外せない「エラワン祠」
どんな願い事でも叶うと有名なバンコクのパワースポットで、たくさんの参拝客が訪れます。
お礼参りで、踊り子にタイの伝統舞踊を頼んで感謝の意を表している人もたくさん見かけることができます。
お供えの線香や花を出入口で高値で売っていますが、中で通常の値段で買うことができるので注意が必要です。
【ちょっと足を延ばしてでも行きたい】タイ観光の見どころスポット
見どころはバンコクだけではなく、 少し離れたところにもたくさんあります。
ビーチリゾートや水上マーケットなど、タイならではのスポットをご紹介いたします。
タイ第2の都市「チェンマイ」
タイの古都であり、バンコクに次ぐ第二の都市であるチェンマイは、美しい自然と歴史を感じられるスポットがたくさんあります。
バンコクよりも物価が安く、治安も比較的良いので観光しやすいおすすめの場所です。
お洒落なカフェやゾウの水浴びが見れるゾウキャンプなど様々な体験ができるのも魅力です。
映画や歴史の舞台「クウェー川鉄橋」
クウェー川鉄橋は第二次世界大戦中に日本軍が作った橋で、今も電車が走っています。
鉄橋を歩いているすぐ隣を電車が通り過ぎるのは、なかなかのスリルがあります。
映画「戦場にかける橋」の舞台になったことで有名で、周囲には水上レストランや博物館があります。
伝統的なダムヌンサドゥアックの「水上マーケット」
歴史ある市場で、一番規模の大きい水上マーケットで、果物や美味しい料理などを売る舟で賑わっています。
朝から毎日営業しているので、早起きして行くと涼しい時間に買い物を楽しむことが出来ます。
民芸品などなかなか高価そうなものも売っていますが、値段交渉をすると安くしてくれるかもしれないので、そんなやりとりも含めて買い物を楽しみましょう。
文句なしのビーチリゾート「ピピ島」
映画の舞台にもなった島で、サンゴ礁に囲まれた美しい海に浮かんでおり、石灰岩で形成されて独特な形をしています。
ピピ島は有人・無人の6つの島からなっており、その中で最も観光に適しているのが「ピピドン島」という島です。
商業施設などで賑わいのある観光地として栄えつつある一方で、現地の島の住人たちの生活空間も共存するのどかな場所です。
バンコクからほど近いビーチ「パタヤビーチ」
パタヤビーチはバンコクから2時間ほどの昼も夜も一日通して楽しむことのできる、タイでは定番のビーチリゾートです。
様々なマリンスポーツを楽しめるのはもちろんのこと、商業施設も充実しているのでショッピングや食事も楽しめます。
夜は、ディスコやバーなどのナイトスポットが充実した「ウォーキングストリート」で、遊び尽くすことが出来ます。
青い海と白い砂浜が楽しめる「サメット島」
パタヤビーチに比べて観光客も少なく、静かな時間を過ごしたい人には穴場のスポットです。
とても透明度が高くて美しいビーチで、ゆったり癒されながら一日を過ごすことができ、夜はファイヤーダンスのショーもあります。
レンタルバイクがあり、安い値段で島中を自由に移動できるので便利です。
300以上の遺跡がある世界遺産の「スコータイ歴史公園」
タイ族によって最初の王朝が築かれた場所で、寺院や建造物の遺跡が300以上残りユネスコの世界遺産にも登録されています。
「スコータイ式」と呼ばれる女性らしい優美な曲線が特徴の仏像をたくさん見ることができます。
公園内はとても広いので、レンタサイクルを借りて周るのがおすすめです。
様々な国の建築様式が入り混じる「バン・パイン宮殿」
アユタヤ県にある宮殿で、歴代の王様達が夏に避暑地として過ごすために建てられた景観が美しい別荘です。
ロココ様式やルネサンス様式など西洋の建築が多い中、中国風の建物もあり、周辺も整備がしっかりされていて綺麗と評判です。
庭園にはゾウの形にカットされた植木や、池にはコイやオオトカゲが泳ぎ宮殿の敷地内全体を楽しむことができます。
世界遺産「アユタヤ歴史公園」
古都アユタヤとして世界遺産に登録されていて、木の中に埋もれた仏像を始め、多くの建物、仏塔などが遺されています。
ビルマ戦で破壊されてしまっているものも多いですが、歴史が好きな人にとっては堪らない場所になっています。
ゾウに乗って遺跡見物という貴重な体験をすることもできます。
雲海や日の出が拝める「プーチーファー」
美しい雲海が見れるスポットとして現地では有名な山ですが、外国にはあまり知られていないようで穴場の名所となっています。
「プーチーファー」とは「空を指す山」という意味だそうで、その名の通り標高1,442 mと雲を突き破りまるで天を指し示しているかのような姿です。
山から眺める星空もとても綺麗でタイの自然を満喫できること間違いなしです。
タイの最も高い山にある「ドーイ・インタノン国立公園」
タイの屋根と言われるタイ最高峰の「ドイ・インタノン」にある公園で、山の頂上には見晴台があり素晴らしい景色を眺めることができます。
山道には「ワチラターン」という巨大な滝があり、水が勢いよく落ちる様子や滝にうっすら虹が見える滝つぼなど、壮大な自然を楽しめます。
夏場でも山の上は肌寒いので長袖や羽織るものは必須です。
城壁に圧倒される要塞都市「カンペーンペット」
タイの北部にある小さな町ですが、別名「金剛の城壁」とも呼ばれており、南北に2km・東西に500mの城壁に囲まれ要塞都市として発展してきました。
歴史公園として指定されているだけあり、城壁の一部や遺跡が現在も残っており、何体もの年代の違う仏像や独特なゾウの彫刻などがあります。
カンペーンペットの名産品で、小さくて甘いクルアイ・カイというバナナがあり、秋にはクルアイ・カイ祭りが開催されます。
まとめ
魅力的な大自然や、深い歴史、伝統と文化などもっと深く知りたいのがタイにはたくさんありましたね。
他にも見どころがたくさんあり、一度や二度行くだけではとても足りないくらいではないでしょうか。
タイの魅力は、実際に行ってみて感じるのが一番です。
自然をたくさん感じたい人も、歴史好きの人も、思いっきり遊びたい人もどんな人にとっても楽しめるタイに是非一度足を運んでみて下さい。