シンガポールの基本情報
シンガポールはマレー半島の南東に位置する国です。
日本から出発すると、飛行機で7時間ほど南西に下ったところにあります。
今回は、シンガポールを観光先に選びたくなる魅力や旅行時の注意点を紹介していきます。
まずは国の基本情報から見ていきましょう。
【首都】シンガポール
【人口】約564万人(2019年1月現在)
【宗教】仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンズー教
【言語】国語はマレー語。公用語は英語、中国語、マレー語、タミール語
【通貨】シンガポールドル(1SGD=約79円)
※参考:外務省データ https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/singapore/data.html
シンガポール観光で知っておくべきマナー
海外旅行に行くときには、渡航先の国のマナーを知っておくことがとても大切です!
特にシンガポールでは厳しい条例があることでも有名ですよね。
これは、他民族が同じ国で安全に生活していくために作られたものです。
日本にいるような感覚で過ごしていると、うっかり罰金を取られてしまう事態になりかねません。
渡航前には、シンガポールのマナーをしっかりと頭に入れておきましょう。
つば吐きやポイ捨て
シンガポールでつば吐きやポイ捨ては、罰金刑が課せられます。
つば吐きもポイ捨ても、最高で1,000SGDの罰金となり、ポイ捨て再犯ともなると最高2,000SGD+清掃などの社会奉仕が課せられます。
公共機関での飲食
シンガポールは美味しい食べ物がたくさん!
食べ歩きもシンガポール観光の醍醐味の一つですが、公共交通機関での飲食は禁止されています。
電車やバスで飲食した場合は、最高500SGDが課せられます。
ガム・電子タバコの持ち込み
シンガポールではガムおよび電子タバコは禁止されています。
ガムは持っているだけで、なんと10,000SGD(80~90万円)の罰金、輸入したとなると21,000SGD(170~190万円)の罰金を取られます!
タバコは課税対象なので、申告をすれば持ち込めますが、電子タバコはシンガポール内で禁止されているので、持ち込むだけで罰金対象になります。
シンガポールの特徴
日本と違う風習や文化を楽しむことも、観光の醍醐味の一つ。
シンガポールにはどのような特色があるのか、国民性なども含めてみていきましょう。
【国民性】キアスによる負けず嫌いな性格
シンガポール人の性格を表す言葉に「キアス」という単語があります。
「キアス」とは、負けず嫌いというような意味ですが、「とにかく他人よりも自分!」という意識が強いようです。
そのため、人気商品や話題の物は行列を作ってまでも手に入れたいと思うようで、しばしば喧嘩の種になることもあるようです。
また、行列に並ぶという風習もないので、割り込みは日常茶飯事、日本人がボーっと並んでいると確実に割り込まれてしまいます。
【経済】海外企業が多くビジネスが盛ん
日本の淡路島ほどの小さな国家シンガポールが、急速に経済発展を遂げた陰には外資系企業の積極的誘致があります。
そもそも資源も少ないシンガポールは、外資を受け入れ、シンガポールへ投資する企業への課税優遇をすることで経済発展を進めてきました。
今では、様々な国から企業や人々が集まる、ビジネスが盛んな国へと発展を遂げています。
【生活】共働きでメイドを雇う家庭が大半
教育に熱心なシンガポールでは、夫一人で仕事をしても全く追いつかないほど、教育費がかかるので共働きが大半です。
また、男性は徴兵制度があるため、一度職場を離れなければいけないのに対して、女性はずっと仕事ができるので、男性よりも出世しやすい環境にあります。
両親の近くに住む場合は住宅購入費用の優遇制度や、マレーシアやフィリピンからのメイドを安く雇える制度もあります。
【食】日本人も食べやすいシンガポール料理
海外旅行の一番の楽しみといえば、なんといっても現地のグルメですよね。
シンガポールには日本人にも食べやすく、美味しい料理がたくさんあります!
特にシンガポールに行ったら、食べてほしい現地グルメを紹介します。
【ラクサ】米の麺にスパイシーなココナッツ風味のスープが絡む、やみつきB級グルメです。
【ホッケンミー】屋台やフードコートの定番、エビの風味がきいたシンガポール風海鮮焼きそばです。
【ハイナンチキンライス】シンガポール版チキンライス、チキンの旨味を吸ったご飯の上にどっかりとのっかるチキンが美味しい!
【文化】多民族国家による多彩な文化
国の政策もあり、シンガポールは今や世界有数の多民族国家となっています。
それぞれの移民が、シンガポールに根付いて独自の文化圏を形成しているので、同じシンガポールでも、地域によっては全く違う表情をみせてくれます。
【リトルインディア】インド系移民の街で、異国情緒溢れる街並みが魅力です。
【アラブストリート】ブギス駅近くのアラブ系移民が作った街で、狭いエリアに小さくておしゃれな店が軒を連ねている観光スポットです。
【チャイナタウン】シンガポール観光に欠かせない、お土産ショッピングに最適なチャイナタウンで、飲茶など中国グルメも堪能できます。
シンガポールの治安は?
シンガポールは世界的に見ても、とても治安の良い国です。
とはいえ、日本人の私たちが油断していると、置き引きやひったくりなど犯罪に巻き込まれることがあります。
凶悪犯罪は少ないものの、昨今移民が増え、貧困の差が激しくなってきたことから軽犯罪は増加傾向にあります。
観光客を狙う犯罪も多いので、ガイドブックを持ったままキョロキョロしたり、後ろポケットに財布やスマホを入れておくのはやめておきましょう。
また、リトルインディアはシンガポールでも治安が悪い地域なので、女性一人で散策するのはおすすめできません。
シンガポールへの旅行方法は?
シンガポールへの直行便は、成田空港・羽田空港・関西国際空港・中部国際空港 (セントレア)・福岡空港から飛行機が出ています。
また車で国境を渡れるので、マレーシア観光のついでにジョホールバルからタクシーでシンガポールに入国することもできます。
旅行のベスト時期・日数
1年中高温多湿のシンガポールですが、雨季(11~2月)と乾季(3~10月)に分かれています。
雨季には突然激しい雨に襲われることもあるので、シンガポールのベストシーズンは乾季である3~10月です。
1年の平均気温は27.5度、湿度は80%超えなので、観光には1年を通して夏服でOK!
しかし建物中では空調が寒いくらい効いているところもあるので、薄手の羽織り物を持っていくのもおすすめです。
空港・交通手段
シンガポール内の移動は、MRT(電車)・バス・タクシーです。
バスは現地に詳しくない限り、利用しにくいので観光客は主にMRTかタクシー移動がおすすめです。
また、空港から市内に移動する前や帰国時にチャンギ国際空港内で遊ぶのもおすすめです!
無料で利用できる映画館や、バタフライガーデンなど空港内にも観光スポットがあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
シンガポールの基本情報や行き方をお伝えしました。
経済的に豊かで治安がよい・食事や環境は日本人にも馴染みやすい・交通の便は不自由ないなどの理由により日本人観光客の人気が高まっています。
しかし現地のマナーなど日本とは違うことも考慮し、事前に基本情報を頭に入れてトラブルのない旅行を楽しんでくださいね!