インド旅行

インドってどんな国?基本情報と歴史・文化を理解

インドは、南アジアで広大な国土を持ち、世界第2位の人口を保持する多民族国家です。

パキスタン、ネパール、中国と接して民族が交わり、州によって居住民族や言語、法律や宗教などが違います。

 

今回は、インドの基本情報と歴史・文化について詳しく紹介します。

 

【基本情報】インドの国土と人口

インドの国土面積は約328万7,469平方キロメートル、日本の約9倍近くの面積を保有しており、世界で第7位の広さを誇ります。

広い国土には多民族が混在していて、人口は世界第2位の約12億1,057万人といわれ、数年で第1位の中国を抜く可能性が高いといわれています。

 

インドの首都はインド北部に位置するニューデリーで、古代にマハーバーラタに登場する「神話の王都」、中世に「七度(ななたび)の都」を経て、20世紀に現代インドの首都となりました。

インドの気候は基本的に暑季(4~5月)・雨季(6~10月)・乾季(11~3月)の3つに分かれますが、広大な国土のため地域によってかなり異なります。

 

デリー周辺では、暑季は40℃を超えるからっとした暑さ、雨季はスコールが増えてむしむしとした暑さが特徴で、乾季は20℃程度で過ごしやすいですが朝晩は5℃まで冷えてコートが必要です。

通貨にはルピーが用いられ、紙幣の表記には多民族国家を象徴するように、ヒンドゥー語・英語の他に17の言語が使用されています。

 

インドの文化は?

5000年という歴史を持ち、様々な民族が集まることによって多様性に富んだ、インドの文化について紹介します。

 

【言語】連邦公用語はヒンディー語

インドは州を単位とした連邦制の国で、インド憲法では公用語の規定を連邦中央とそれぞれの州で分けて規定しているので、言語体系がとても複雑です。

連邦公用語としてはヒンドゥー語が単一の公用語と規定されており、州の公用語は各州議会によってそれぞれ制定しています。

 

インドには多くの民族によって派生した2000近くの方言が存在するので、行く先々で異なる言語が耳に入るでしょう。

 

【宗教】人口の80%がヒンドゥー教、14%がイスラム教

人口の80%近くがヒンドゥー教徒、14%がイスラム教徒、2%がキリスト教徒、その他はシク教徒や仏教徒などと、数多くの宗教が信仰されています。

広大な国土に多民族が共存して、それぞれの信仰によって諍いが発生して苦しんだ経験もあります。

 

そのため現在は、多民族国家として国教を強制することなく、自由な信仰が尊重されています。

 

【産業】サービス業に次いで鉱工業が盛ん

世界2位の人口を誇るインドでは経済の発展が目まぐるしく、世界GDPランキングでは7位に入っています。

GDPの内訳は、サービス業が約57%と最も盛んで、次いで鉱工業などの第二次産業が約25%、農業など第一次産業が約18%を占めています。

 

【食】スパイスを多用したインド料理

インド料理といえばスパイス料理ですが、各家庭で体調や気候に合わせたスパイス料理が食べられています。

スパイスは果実の種や果肉を乾燥させ粉末にしたもので、数えきれないほど種類が豊富です。

 

インド料理に欠かせないスパイス4種類をご紹介します。

ターメリック
ショウガによく似た植物の根で独特の香りを持ち、クルクミンを多く含んでいるため、ダイエット、肌荒れ、二日酔いに効果的で、インドカレーには欠かせないスパイスです。

 

クミンシード
植物の種子で、独特の香りと苦み・渋みがあって、ジャガイモのカレーやピラフ、ヨーグルトサラダに欠かせないスパイスです。

 

パプリカ
ピーマンの一種の辛味の無い唐辛子で、独特の甘酸っぱい香りや苦みがあり、インドカレーや野菜のドレッシングとして使用されることが多いです。

 

カイエンペッパー
完熟した赤唐辛子を乾燥させたもので、インド料理で用いるスパイスの中でも一番辛味が強いといわれ、他のスパイスと組み合わせることでより引き締まった料理に仕上げることができます。

 

【民族衣装】女性:サリー、男性:クルタ

インドの民族衣装といえば女性の「サリー」が有名です。

サリーは柄や着こなしが自由な民族衣装なので、その人に合ったスタイルで楽しめます。

 

男性の民族衣装で最も一般的なものが「タルク」と呼ばれる襟なしのシャツです。

裾が長めのタルクは結婚式やお祝い事だけでなく日常的に街中でも着用されています。

 

インドの歴史

古代の「インダス文明」を生み出した地であり、中国から続く「シルクロード」の中間に位置するインド。

多様な民族が集まることで西洋と東洋の文化が交わり、哲学や宗教が発展した神秘的なインドの歴史を紹介します。

 

チェンナイはインダス文明が栄えた地

インドの大都市チェンナイはインド南部の海岸沿いに位置し、インドの貿易拠点となるチェンナイ港があることから「南アジアの玄関口」という異名を持ちます。

約5000年前に、インド歴史の始まりインダス文明が栄えた地で、生粋のインド文化を感じることができるカラフルな寺院や、インド独特の歴史を積み重ねた街並みを満喫できます。

 

インドの植民地化

探検家ヴァスコ・ダ・ガマがインドに訪れてから、ヨーロッパ諸国による植民地時代が訪れます。

インドにはガンジス川流域の名産である絹や木綿、香辛料、アヘンなど魅力的な資源が豊富にあったため、格好のターゲットでした。

 

ポルトガルがインド洋を制してインド西部のディーウ島を領地とし、イギリス、オランダ、フランス、デンマークが東インド会社を創設してインドを狙いました。

そして、インドは各諸国の争いに巻き込まれながら、最終的に植民地化を目的とした戦略戦争に勝ち残ったイギリスに統治されることになりました。

 

イギリス統治時代

この時代には鉄道や学校が建設され、インドの近代化が進みました。

現在の首都ニューデリーにも、イギリス植民地時代に区画整理されて造られた、イギリス様式の建造物が多く残っています。

 

夫を亡くした妻を焼身自殺させる「サティー」の廃止や、カースト差別の否定などを主張する知識階級の台頭もあり、イギリス側との関係が比較的穏やかな時代もありました。

しかし、民族主義的な気運が高まると、反英勢力が台頭し、ベンガル分割令によって過激な民族運動が始まりました。

 

第二次世界大戦以降

第二次世界大戦終結によって、イギリスは植民地としたインドを手放しました。

しかし、ヒンドゥー教とイスラム教の争いが激化して、分離や独立を目的とした内戦が続きます。

 

1950年になってようやく共和制へ移行して、インド憲法が執行され現在のインド共和国という独立共和制国家に生まれ変わりました。

 

インドの治安は?

比較的安全な日本からインドへ行くとなると治安が気になるところですが、注意すべき点について紹介します。

 

ほとんどの地域はレベル1(十分注意)

インドの経済は発展を続けており、社会情勢として全体的に安定しています。

そのため、外務省ホームページの危険情報では、インドの主要都市であるデリーやチェンマイなどの中心地は「レベル1(十分注意)」といった危険レベルに引き下げられました。

 

ただし、大都市であっても窃盗・詐欺・強盗といった軽犯罪が多発しているので、暗くなってからのひとり行動や、知らない人の誘いに乗ることは避けたほうが良いです。

 

レベル4の地域に注意

ジャンム・カシミール州には「レベル4(退去勧告)」北東部諸州や中・東部諸州でも「レベル2(不要不急の渡航中止)」が継続して勧告されています。

武装勢力によるテロ活動が多発しており、インドから分離独立を主張する少数民族も複数存在するので渡航は控えましょう。

 

まとめ

インドという国には、経済発展や近代化の一方で、約5000年以上の歴史と神々を信仰する文化があります。

インドの基本情報を前提として、近代的・歴史的観光スポットや絶品スパイス料理を堪能して、日本で感じることのできない非日常を体感してくださいね!

 

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