ベトナム旅行は人気があるので、興味がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、ベトナムに入国するときは入国審査というものを受ける必要があります。
この入国審査は面倒だと感じる人もいますが、入国審査に通らなければベトナム観光をすることができないですよね。
今回は、スムーズにベトナムに入国できるように、ベトナムの入国審査について紹介しますね!
ベトナムへの入国審査で必須のものは?
ベトナムでは、残存期間が6ヶ月以上あるパスポートと帰りのチケットが入国審査のとき必要になります。
旅程があるのなら、一緒に見せておくとよりスムーズになるでしょう。
日本国籍の場合、15日以内の滞在ですとビザ不要です。
16日以上になるとビザが必要になることも覚えておきましょう。
さらに、過去にベトナムに来たときに入国を拒否されていないか、前回の滞在から30日以上経過しているのかも見られます。
ベトナムは入国カードの提出は必要ない!
海外旅行では、飛行機の中で出入国カードが配られて書いて提出しなければならないということがありますよね。
しかし、ベトナムでは入国カードを書く必要も提出する必要もありません。
この点は、非常に楽だと感じるでしょう。
ただ、税関申告書は入国のときに必要なので、申告するものがある人は提出しなければなりません。
ベトナム税関申告書の書き方
ベトナムで税関申告が必要なものは、現金5,000米ドルや同等の外貨、1500万ドンを超えての持ち込みがあった場合です。
また、ビデオカメラ、CDプレイヤーやラジカセ、パソコン、アルコール類、200本以上のタバコ、20本以上のシガレット、300g以上の金、250g以上のタバコ系も申告の対象になります。
ベトナムの税関申告書は、飛行機の中では配られないため空港で書きましょう。
書く内容は、税関申告書の左側に
1.フルネーム
2.性別
3.国籍
4.生年月日
5.出生国
6.旅券番号
7.発券日
8.職業
9.利用便名
10.ベトナムで滞在する住所
11.同行の子供の名前と生年月日
12.熱、咳、呼吸困難、下痢、吐き気、黄疸の症状があるか
13.日付
14.署名
を書きます。
切り取り線から右側の表には、
1.フルネーム
2.性別
3.国籍
4.旅券番号
5.発券日
6.利用便名
7.別送品があるか
8.5000USドル相当を超える外貨の持ち込みがあるか
9.1500万ドンを超える額を持ち込むか
10.300gを超える金を持ち込むか
11.一時的にベトナムに持ち込んで持ち出す品物、または、一時的にベトナムから持ち出して持ち帰る品物があるか
を記入し、裏も書いてください。
1.申告対象の品物があるか
2.日付
3.署名
これら全てを記入したら税関申告書が完成します。
ベトナム入国審査の流れ
ベトナムでは、飛行機を降りたらまずは入国審査があります。
その後に、荷物を受け取って税関申告という流れになります。
税関申告がある人は、手荷物のX線検査を受ける必要があります。
ハノイの空港では、税関申告をするときは、赤いカウンターに行きましょう。
税関申告がない人は、緑のゲートを通って入国します。
ベトナムの入国審査は、比較的スムーズで、20分~30分程度見ておくと大丈夫だと言われていますよ。
ベトナム入国審査での注意点
入国審査は、それぞれの国で違いがあります。
ベトナムでは、どんなところに注意したらいいのかについてここで紹介します。
他の国との違いを理解しつつ、必ずチェックしてください。
ベトナム出国後30日以内の再入国はアライバルビザが必要
先ほど、前回のベトナム出国から30日以上経過していないとベトナムには入国することができないことを紹介しました。
ベトナムを1回でも出たら、その瞬間から30日間はベトナムに入国することができません。
一番気をつけなければならないのが、ベトナムを経由して違う国に行く場合です。
このときもベトナムに一度入って出ているので30日経過しないと再びベトナムを経由することができないのです。
しかし、条件を満たすことでアライバルビザを発行することができ、これがあれば再入国が可能になります。
アライバルビザの発行条件は、
・ベトナム大使館や領事館がない国から入国した外国人
・ベトナムの旅行会社企画の政府主催のツアーに参加している人
・たくさんの国を経由してベトナムに入国した外国人
・親族の葬儀や見舞いできた外国人
・ベトナムの行政機関から要請を受けた人
・船員
となります。
アライバルビザを取得する流れですが、インビテーションレターを依頼して発行してもらう必要があります。
出発前にインビテーションレターを発行して受け取り、それをベトナムの空港で入国審査前にアライバルビザカウンターでビザ発行をしてください。
その後に入国審査に入るという流れです。
パスポート、インビテーションレター、パスポートサイズの証明写真2枚、アライバルビザ申請用紙、ビザ印紙代が必要です。
ベトナム国内線トランジットは入国審査と荷物受け取りが必要
ベトナムにいくときに、ホーチミンに行きたいときやハノイに行きたいときがありますよね。
直行便に上手く乗れたらいいのですが、ベトナム国内で乗り換えをしなければならないこともあります。
例えば、ホーチミンを経由してハノイに行く場合などですね。
同じベトナム国内ではありますが、ホーチミンで一度荷物を受け取って入国審査をする必要があります。
税関審査もここで受ける必要があります。
そして、ハノイに向かうときには、また荷物を預けるという大変さがあります。
さらには、ホーチミンでは国内線と国際線の建物が違うため、国際線から来た日本人は国内線の建物まで移動しなければなりません。
国内線トランジットの場合は、看板などもチェックして、迷わないように気をつけましょう。
ベトナム入国審査官に何を質問される?【英語例文】
ベトナムでの入国審査では、入国審査官からの質問はほとんどないと言われています。
全く何も聞かれなかったという人もいるぐらいです。
ただ、帰りのチケットの提示は求められるので、出していないと「Do you have a return ticket?」などのように、帰りのチケットがあるか聞かれます。
全く何も聞かれないと言う人もいますが、全員がそうとは限らないので、いくつかの質問を紹介します。
Q:「What’s the purpose of your visit?」ベトナムに来た理由は?と聞いています。
「purpose」という単語が聞こえてきたらこの質問と思ってください。
A:「Sightseeing」観光です。などと目的を答えましょう。
Q:「How long will you stay?」滞在期間は?と聞いてきます。
「How long」と「stay」が聞こえてきたらこの質問でしょう。
A:「5days」などのように滞在する期間を答えましょう。
Q:「Where will you stay? 」は、どこに滞在するのかを聞いてきています。
この質問に対しては、宿泊する場所を答えるといいでしょう。
準備してあまり何も聞かれなかったら呆気にとられてしまいますが、万が一のための対策として覚えておくことをおすすめします。
まとめ
ベトナムの入国審査ですが、税関が厳しいというのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際に入国審査や税関審査を受けてみると、思っていた以上に簡単だったと言われることが多々あります。
おそらく、もっと厳しい国が多いため、ベトナムではそんなに大変なイメージを持たないということも考えられます。
ただ、面倒なのがベトナムの国内線でのトランジットです。
トランジットなのに手荷物を受け取ってまた預けたり、入国審査や税関審査があるので注意しておきましょう。
ベトナムの入国審査をスムーズに終えて、楽しいベトナム観光をしてくださいね!